16
さすが公爵家…豪華絢爛白亜の大豪邸に広いお庭凄すぎる。圧巻のひと言。我が家も小さくは無いがここまで広いのは初めてで戸惑う。ルイ様が手を取ってくれ馬車を降りると公爵家で働く方々がお迎えしてくれている。
「両親と兄弟は領地にいるから気にしないでね。」
こっちだよと手を引き歩き出す。若干公爵家の方々がざわついてますけど大丈夫ですか?家令ぽい方も驚愕してますよ?婚約者でも無いこんな小娘連れてきてって事かな。
「ルイ様どこ向かってるんですこ?」
「ん?庭だよ。お茶用意してもらってる。うちの庭なかなか有名なんだよ。ほら、着いた。」
「綺麗!!凄く素敵ですね!」
ライトアップされた色とりどりの花たちに噴水どこのお庭にも負けないくらい素敵だ。喜んで貰えて良かった。座ってとエスコートされる。
「あとで食事も用意してあるから、ここは少しだけね。」
「えぇ!いいんですか?そんなもてなしを受けるなんて悪いですよ。」
「いいの。私が人を連れてくるなんて珍しいから皆張り切っているから大丈夫。」
「ありがとうございます!お茶頂きます。」
んー美味しい!さすが高級茶葉。お菓子も食べてって言ってくれありがたく頂く。美味しいです!てルイ様を見ると、とても優しい顔をしていた。
「どうしたの?」
「ルイ様が見てるから照れる。見ないでください。」
「ミアが可愛いから仕方ないよ。」
「誰にでも言ってたら誤解されちゃいますよ。」
「私はどうでもいい人に気を持たせるような事を言わないし、誤解を招くような事も言わない。勘違いされる様な事は一切しない。」
妹的な可愛いですか?って聞いたら、少し歩こうって手を引かれる。綺麗に整備された庭を歩く。
「ねぇミア。私はミアのお目にかからない?全く意識はしてもらえない?こんなにわかりやすく接しているのに。」
「え…ルイ様は素敵ですよ?え?意識?」
「私はミアが好きなんだ。婚姻を前提に婚約もしたいと思ってる。私との事考えてもらいたい。」
………は?私?え?えぇぇぇ!頭がパンクしそうになる。
「え…私ルイ様好きですけど、多分違う好きで…」
「うん。意識されて無いのはわかってる。私の想いを知って考えてもらいたいんだ。」
優しく微笑んで食事にしようって手を引き歩いていく。婚約の噂も私だったんだ。どうしよう。ルイ様好きだけど…あぁぁあ。
ルイ様が笑って悩んでるねって。誰のせいでと怒る私の顔を見て本当可愛いって頬を撫でられる。甘すぎるし…格好良すぎる。麗しの師団長様に太刀打ち出来ない。
食事を頂きしばらく楽しく会話をし、そろそろ帰る時間になる。ルイ様が送ると聞かなかったが固辞し馬車だけ借りる事にした。
「また来てくれる?」
「…ルイ様。私考えたんですけど」
「うん?どうしたの?」
「私ルイ様とは婚姻できません!すいません!!」
深く頭を下げ謝る。しばらく待つが何も言わない。チラリと見ると顔面蒼白のルイ様がいる。え?大丈夫?
「え?…な、なんで?ゆっくり考えてくれていいんだよ?」
「まだ働きだした所だしルイ様はまだまだ遠い存在で…ごめんなさい!申し訳無いのでこれからは塔内でも接触は控えさせてもらいます。元々気軽に会える存在でも無いですけど。今日は楽しかったです!ありがとうございました!」
馬車に乗り込み発車してもらう。遠い存在過ぎて無理だわ。はぁ公爵家は夢の様な世界だったなー。




