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異世界の歩き方  作者: ❀雪月風花❀


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091 護衛の依頼をうける

「スマドラへ行ってギルドで特許を取るので、どれだけの量を作れるのか、販売時にいくらになるのかまだ決まってないのです。素材はよくある薬草や安価な物で、作り方も難しくないので大量に作成すれば、値段は安くなるかと。今回特許取得するより先にこちらで販売しようと思ったのは、漁師さんや市場の方の手を見てハンドクリームを早く使って欲しかったからです」


奥様「値段が抑えられるのは助かりますね」


「お試しサイズなので値段は各500Gを考えています。販売時、ハンドクリームは同じくらいのサイズで値段は600G、化粧水、美容液は量を倍にして値段は1000Gになるように交渉はします。そこまで高くないと思いますがどうでしょうか?」


奥様「この効果でその価格なら、安いくらいですわ」


「販売時、お願いしたいのは多くの方の手に渡ってほしいので1人各種類1個まで。各100個あるのですが売れ残っても申し訳ないので、買い取ってもらうのではなく委託販売にしてイゼジマに滞在する5日間で売れた分の販売手数料として

2割の額をお店にお支払いしたいと思うのですが、可能ですか?」


奥様「それだと、私どもは損しないのですから全く問題ないですし、売れ残ったら私が全て買いますわ!」


「それでは、商品各100個、今渡して良いですか?」


奥様「ワゴンを持って来ますので少しお待ち下さい」


「買う前に試せるように販売用の100個とは別で、それぞれ10個用意してあります。それを使って是非お勧めしてください。ここの店には店員さんは男性含めて何人在籍していらっしゃいますか?」


奥様「12人?ですね」


セットにまとめた化粧品グッズを取り出す。


「これはここの店員さん達、オーナーご夫妻、14個プレゼントです。自分で使ってもプレゼントされても」


奥様「まあ!!ありがとうございます。茶会で宣伝しますわ!」


店員さん達「「「ありがとうございます!」」」


奥さんと店員さんは目がキラキラして喜んでくれている。



オーナー「あの、話は変わるのですが、お2人は冒険者のアイザック様とアビゲイス様ですよね?」


「はい。2人のことを知っているのですね」


オーナー「もちろん。護衛等で依頼したい時に、冒険者の方は1つの場所に留まっている方は少ないので商人なら高ランク冒険者は幅広く把握しております。

それでスマドラに向かわれるとか?私共は6日後スマドラへ行くのですが、その時の護衛をお願いできませんか?私は真珠店も経営しているのですが、領主様が以前から求めていた大粒の真珠に該当する大きさの真珠が採れたのでスマドラへ運ばなければなりません。護衛はいるのですが、今回は領主様のがあるので更に用心したいのです。アイザック様、アビゲイル様がいれば安心してスマドラへ行けます。依頼料は現金50万Gと真珠でお受けいただけると助かるのですが。5日滞在とおっしゃっていましたので、お受けしていただければ私達も同じ日程で出発いたします」


オーナーが奥の部屋に入り少しして宝石トレーを持ってくる。


オーナー「この中で気に入ってくださる物があれば良いのですが」


ピンクパールの50円玉くらいの大きさのリング。

シルバーと黒が混じったマーブルの3粒ネックレス。

ブラックパールで500円玉より少し小さめサイズのネックレス。

イエローパールの2粒ネックレス。


綺麗。

領主さんのは1番大きいあのブラックパールより大きいってことだよね?

すごい値段なんだろうな。 


アイク「ミツキ、どうだ?」


他に比べると小粒だけれど可愛い、シルバーと黒が混じったマーブルの3粒ネックレス。


「これが良い。これ私達の髪の色が混ざったみたいじゃない?パールとコハク、アイスとウインドの色でもあるし。マーブルなんて初めて見たけど可愛い」


アビー「そうだな、俺たちの色でよい色だ」


アイク「ああ、かわいいな(ミツキが)」


イチャイチャしていたら店員さんが真っ赤になっていた。


奥様「オホホ。素敵なご夫婦ですわね。お付けになっているイヤーカフも素敵ですし、リングが何より素晴らしいですわ。うちは真珠と珊瑚しか扱わないのですが、他の宝石にも割と詳しいはずなのに初めて見ましたわ」


「これは、私がデザインしたのですが少ししたら販売開始される予定のリングです。フラシル王国ディアマンテという街の宝石店で」


奥様「まぁ!デザイナーさまでもあったのですね」


オーナー「では、お引き受けいただけますか?」


アイク「ああ、引き受ける。それと金はいらない。この真珠だけでいい」


オーナー「え!?でも、高ランク冒険者への依頼なのに申し訳ないです」


アイク「この真珠は店で売ってないランクの貴重な物だろう?これで充分だ」


アビー「俺たちもスマドラへ行くつもりだったからついでだしな。それに、この真珠でこんなにかわいい妻の顔を見れたんだ。急いではいないから出発もそちらに合わせる」


オーナー「本当にありがとうございます。よろしくお願いします」


「真珠、ありがとうございます。大切にします。出発に関しての確認の為に前日にまた店へ来ますね。よろしくお願いします」


化粧品も置けて、素敵な真珠も頂けて嬉しい。


2人も私を見て嬉しそうな顔をしてまたキスをしてくれた。




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