084 クライミングウォール
今日は午後のお茶タイムの後に数時間だけ移動する予定なので、それまでは部屋を整える続き。
リビングのソファはカッシーナのMARALUNGA。
モールドウレタンとスチール構造を組み合わせた内部構造と、シートごとに背もたれの高さをハイバックとローバックに調整できる機能がある。
前の世界のショールームでデザインに惹かれ、座り心地の良さに帰りたくなくなったソファで、黒革の三人掛けとキャメル色の二人掛け、テーブルと寝椅子は合いそうなものを選んだ。
次はサニタリールーム。
ドラム洗濯機、洗面台、棚を設置して、今日はここまで。
移動して広い場所がなかったのでタイニーハウスに泊まり、翌日は朝食後、昼まで移動すると広い場所があったので、コテージを出してランチ後はいよいよクライミングウォールを作ろう。
クライミング練習用に作られた人工的な壁で、天候に関係なく1年中楽しめるので専用のジムがあったり、個人宅に設置している人達も多くいる。
コテージのところで買った板を吹き抜けの壁に取り付けよう。
アイク「角度を付けるのか?」
床から斜めに板を立てかけるアイク。
「違うよ、逆。上に向かって部屋の方に反るの」
アビー「(ミツキは)落ちるだろう?(真っすぐでも落ちそうなのに)」
「ロープ付けるし、こっちの広い面は2人のレベルにするの。で、こっちの面は私用に真っすぐ」
ネットで見せると2人はすぐに理解。
プロが練習する角度で作ってみる。
高い場所にも浮遊して作業出来るので問題なく進む。
その板にクライミングパネルを貼り付け、このパネルにホールドと言われる手で掴む道具を取り付ける為にいろいろな種類を購入。
ボリュームという、角度のある壁を更に部分的に変えたり、大きな障害物としてルートを難しくしたりする為の物も購入。
大きさや形によっては難易度がかなり上がる。
「こっち、ホールドが多くない?」
私用の角度の無いパネル面にはホールドが所々に沢山つけてある。
アイク「簡単に登れるようになったら減らしていけばいい。ロープは必ずつけないと駄目だぞ」
さすがにこれは私でも上まで登れる、はず。
翌日、新しいキッチンで朝ごはんを初めて作る。
2人は早速クライミングでパールは森へ。
パンは焼きたてをインベントリに入れてあるけれど焼く寸前の生地も入れてあるのでそれを焼く。
部屋にパンの焼ける匂いが漂うのは心地良い。
こちらの世界のパンはバゲットのようなものばかりで、白かったりフワフワなほど柔らかいパンは無かったけれど、酵母を登録したので今頃は街のパン屋でも柔らかなパンが売っているかも。
チーズオムレツ、ベーコン、サラダ、チキンクラムチャウダー、厚めの食パン。
私は薄めのカリカリベーコンが好きで、二人とパールには足りないので厚いベーコンステーキも焼く。
今日も忘れずに出前をしてくれるミニチャペルの棚にお供えしよう。
ドアを開けると前回お供えした料理のお皿が綺麗になった状態で置いてあった。
2人は凄い角度と大きな障害物をつけた壁でもスムーズに上まで進み、スパイダーマンみたい。
吹き抜けの一番上までだと高さが凄いのに。
アビー「これはいいトレーニングになるな。難易度も変えられるし」
アイク「ああ、雨の日なんかにも使えるし、腕だけではなく、指のトレーニングもできていい」
急いでいないのと、場所によって採取出来るものも獣や魔獣にも違いがでるので採取したり狩りをしたり、のんびり行こうと思う。
少し暗くなってきて移動をやめる時に光るキノコを発見。
【名称】眠りたけ(食:不可)
【レア度】大
【特徴】苦みが強く生で食べると眠くなる
眠っている間は痛覚も無くなる
光るなんて、いかにも毒キノコに見える。
眠剤や麻酔みたいに使えそうだから薬師ギルドに持ち込んでみよう。
希少種みたいだし。
ビニール手袋をつけて採集。
☆☆☆☆☆☆☆
『光るキノコ』
光る理由は昆虫を光で引き寄せ、胞子を運んでもらうためだと考えられていて、ブラジルは世界で最も多くの種類の光るキノコ(発光キノコ)が確認されている場所の一つ 。
特にサンパウロ州の大西洋岸森林には、世界最大の密集地がある。
ブラジルを代表する光るキノコ
【ネオノトパヌス・ガードネリ 】
現地では「ヤシの花(Flor de coco)」と呼ばれていて、ヤシの木の根元に生え、暗闇で非常に強い緑色の光を放つ 。
1840年に発見された後、約170年間も見つからなかった「幻のキノコ」
【ミケナ・ルクセテルナ】
「永遠の光」を意味する学名を持ち、細い柄がネオンのように光る 。
直径数ミリの非常に小さなキノコで、森の地面や枝に星のように輝く。
光るキノコの中に「食用として推奨されるもの」は今のところない。




