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異世界の歩き方  作者: ❀雪月風花❀


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080 楽しい踊り

コピーできるようにカウンター内側で試食を作る。

籠にペーパーを敷き、ワッフルの3種類を一口大にカットして混ぜ混ぜして、たくさん入れて、それを3つコピー。


「試食は1人1つだけ、味は3種類、生地は2種類あると伝えてね。さっき食べたのはキャラメルで、これは塩キャラメルとシナモン。聞かれても答えられるように食べてみて」


少女2「わっ!甘じょっぱい!止まらなくなりそう!!」


少女1「これ、シナモン?私これが一番好き!」


少女3「私は全部好き!!」


「あと、店で食べると更に味が変わります。とも伝えてね」


少女3「なにそれ!?違う味がまだあるの?」


「ふふふ。お手伝いが終わったらご馳走するね」


「「「うん!行ってきます!!」」」


小走りで人波の方へ向かう子供達。


「ふふ。かわいいね」


アビー「きっとすぐに客がたくさん来るぞ」


「そうかな?」


アイク「そりゃ、これだけ美味いのが分かれば来るさ」


15分くらいすると子供達が帰ってきた。


少女2「お姉さん!!もう無くなっちゃった!」


少女3「みんな一口じゃ足りないから店に行くって言ってた!」


「早かったね。お疲れ様。じゃ、変化する食べ方をしようか?」


それぞれに、カフェオレとワッフル生地のを3種類。


「このカフェオレにワッフルを乗せるの」


少女2「蓋の代わり?」


「20秒後に食べてみて」


「「「いーち、にーい、さーん⋯⋯20!!」」」


少女3「わぁっ!シロップがトロってしてる!!」


少女1「おいしい!!」


温めると中のシロップが柔らかくなって、また違う美味しさになる。


そして、気がつけばお客さんが数人来ていて私達を見ていた。


「いらっしゃいませ」


男性「さっき、その子たちに試食を貰って美味かったから買いに来たんだ。なんかコーヒーにのせるのも試したくなったな」


女性「ええ、あなた、お茶していきましょう?」


そのお客様達がテーブルで食べ始める頃には10人くらいのお客様が並び始めていた。


忙しくなりそうね。


「これ、約束の」


少女2「えっ、これ多いよね?」


約束は全種類だったけれど、3人共4人家族というので各種2枚の倍に増やした。


「今日は助かったから。ありがとう。家族の皆と食べてね?」


「「「うん!ありがとう!!」」」


殆どの人達はコーヒーとも楽しんでから、お土産で沢山買ってくれた。


コピーが無かったら大変だったかも。


昼近くになると席も埋まってしまい、持ち帰りの人ばかりになった。


コーヒーの用意が無い分、少し楽になったので今のうちに交代でご飯を済ませる。


「ごめんね。ゆっくり休めなくて」


アビー「いいや?俺達も(楽しそうなミツキを見られて)楽しいよ」


アイク「前に飲食店で働きたいって言ってたもんな」 


そういえば出会ってすぐに言ってたかも。

駄目って言われたけれど。


「うん。前の世界でもカフェはやってみたかった仕事のひとつ。でもこんなに忙しい感じではないのよ、向こうのカフェは」


アビー「ミツキの作るものは美味すぎるから、こっちだと毎日こんな風になると思うぞ」


「毎日は大変だよね。楽しいけれど1日だけで丁度良かったかも。えへへ」


最終日なので終わりは3時で今は2時。


店主「お疲れ様!!なぁ!まだ売り物残ってるか?」


「ええ、大丈夫ですよ?」


店主「良かった!また食べたいし、家族にも土産にしようと思って」


3時になって店を片付け。


3時半からは最後の祭りを楽しむ。


広場では音楽に合わせて踊っている人達。

木靴でゆったり目のリズムで音を鳴らしながらかわいい動きのダンス。

同じ動きで踊っていてフォークダンスに似ているかもしれない。


挿絵(By みてみん)


私も輪の中に入って真似して踊ってみる。


厚手の靴下だけれど、木靴だから長くは踊れなくて双子のもとへ戻る。

この地区の人達は慣れているのか全然問題なさそうに踊っていて凄い。


「この靴で踊るのは大変なのに、あの人達凄いね」


アビー「ああ、普段から履いたり踊りも練習しているからじゃないか?でも1番踊りが上手かったのはミツキだったぞ」


アイク「ああ、花の妖精みたいだった」


「妖精は言い過ぎだよ、ふふふ。ありがとう」


双子だけではなく、何人も妖精のようなミツキに見惚れていた。



☆☆☆☆☆☆☆


『ストロープワッフル』


18世紀後半~19世紀初頭、オランダのゴーダで、パン屋が余った材料を使って作ったのが始まり。


格子状模様の薄くて円形のワッフル生地の間にシロップを挟んだもの。


温かいコーヒーや紅茶のカップの上に載せ、シロップをとろりと溶かして食べるのが定番。


オランダ伝統の味は濃厚キャラメルとスパイシーなシナモン入りキャラメル。



『エキスポフローラ』


ブラジル、サンパウロ州、都市ホランブラ(花の街)


毎年8月末から9月末にかけて、主に金・土・日曜日に開催されるラテンアメリカ最大級の花と植物の祭典。

オランダ移民の文化を色濃く反映しており、オランダ伝統のダンスパフォーマンスやチューリップをはじめとする美しい花々、グルメなどが楽しめる。


1,000種以上の花や観葉植物が展示され、プロによる景観デザインのアイデアも紹介される。

華やかな花のパレードが行われ、クライマックスには「フラワーレイン」


花びらを手にすると願い事が叶うというアナウンスと共にバラの花18,000本相当の花びらが宙を舞う。



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