表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の歩き方  作者: ❀雪月風花❀


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
44/56

044 結婚の証、魔法銀のイヤーカフ

隣国へ行く前にディアマンテの街へ行き、教会で婚姻の誓い、買い物とギルドへ行くことになったので、ギルドへ持っていくチョコレートや化粧品を数種類作る。

2人は家の点検をしたり不要な物の処理や選別を。


クレンジングは脂性肌と乾燥肌に分かれるからオイルとクリームの2種類で天然油脂と植物エキスを使ったシンプルな作り。


化粧水と美容液はまだ素材が豊富ではないので、オールインワンジェルにしよう。

素材が集まってから、オールインワンジェルより更に効果の高い化粧水と乳液などを作ろうと思う。


この世界での口紅はスティック型の入れ物は無く、小さなパレットのような容器に入っていて筆で塗るタイプの口紅なので、軟膏薬を入れるような入れ物をアビーに貰った。


私は口紅とグロスの間くらいのものを作ってみる。


シンプルにオイル、油脂、着色料、ヤシの葉ワックス、オイル油脂はパームの実やココナッツの実とか。

街の市場に売っていた数種類のオイル系の実で試したが、匂いが少し変わるくらいで成分的にはみな一緒だ。


ワックスよりも蜜蝋を使いたいけれど、蜜蝋を作る為の精製はまだ技術的にないようだからいつかは精製を試してみたい。


色は少しベージュを混ぜたような薄いピンク、薄いオレンジを混ぜたようなピンク、赤みのあるベージュ。


マニキュアは同じ材料でオイルや水分の割合を変えて液体状にしたものに、革製品によく使われる樹脂のコーティング剤を混ぜる。


口紅を塗ってみて色を見てもらったら、綺麗だと言ってキスをするので取れてしまう。

旅では取れにくい効果のある素材を探そう。



アイク「結婚の証のイヤーカフのデザインはどうする?」


こちらの世界では結婚指輪ではなく既婚者はイヤーカフを付けている。

それを2人で作ってくれるという。


「みんなどういうのをつけているの?」


アビー「お互いの色の宝石をつけているのが多いな」


「銀色の台座に色の宝石をつけて、内側に名前の頭文字を彫って字は黒に色付けるのはどうかな。」


アイク「魔法銀の台座にブラックダイヤモンドとブルーダイヤモンドにするか。小さいサイズのなら以前採掘したやつで良いのが沢山ある」


「魔法銀!?ミスリルがあるの?」


ファンタジー金属のミスリルがあるなんてワクワクする。


アイク「ミスリル?と魔法銀が一緒のものかは分からないが、魔法銀は希少金属で俺達の剣も魔法銀だぞ?」


「魔法鉄、オリハルコン、ヒイイロカネ、アダマンタイトは?」


アイク「魔法鉄はあるが、他のは聞いたことないな」


アビー「魔法鉄や魔法銀だけではなく金、銅、鉛、他の金属もダンジョンや魔素が強い鉱山では魔法金属や鉱石が採れる。魔素を含むと元の金属より硬かったり柔らかかったり、重かったり軽かったり、特徴が変化していて基本的に魔法金属の方が高額だ。中でも銀は特に魔法との相性が良いから最も価値が高い」


アイク「採掘量によって毎年金額は変動するが、産出量の多い普通の銀だと金の方が100倍近く価値が高いのに、魔法金と魔法銀になると逆転して魔法銀の方が30倍近く価値が高くなる」


アビー「魔素が強い鉱山にもあるが、ダンジョンに比べて採掘の効率が良くない。自然の鉱山から探し出すのにはかなり広く深く掘らなければいけないからな」


「見てみたい」


魔法銀と魔法金、銀と金の小さなインゴットのような同じ大きさの塊を出してくれた。


銀より金が2倍くらい重くて、魔法銀と魔法金だと魔法金が3倍近く重く、コピーしてみるけれど、魔法銀と魔法金は出来ない。


「コピー出来ない?レベルか魔力が足りないとか?」


アイク「魔法金属は魔法攻撃は弾くから、その辺りが関係しているんじゃないか?唯一魔法銀だけは弾くだけじゃなく魔法を宿す事が出来る」


「確かに、魔法銀と魔法金の時は弾かれる感覚があった」


アビー「魔法銀よりは安いが一般的に普通の金も高級金属だ。金をコピーできるだけで凄いぞ」


「そうよね。でも市場価格を下げちゃうのは嫌だから私的に使うくらいにしかコピーしない方が良さそうね。それよりイヤーカフはブルーの石を2つ付けてもいい?」


アビー「俺たち2人という意味で2つ?うれしいよ」


アイク「ブラックを真ん中にしてブルー2つで挟んでもいいんじゃないか?」


「常に3人一緒に寄り添っている様に見えて素敵」


こちらの結婚の流れが良くわからないので聞いてみると、教会に行って結婚証明書を神父様に書いてもらい、誓い、お祈りし、貴族は屋敷でお披露目パーティー、平民はレストランや自宅等で食事会くらいのお祝いをするという。


ドレスは真っ白ではなく、貴族は相手の色や希少な染め色のイブニングドレス、平民は相手の色か自分の好きな色のワンピースかカクテルドレスがセオリーでストロベリームーンの色が一番人気らしい。


「前の世界での花嫁はみんな真っ白の衣装なの」


アビー「黒髪、黒目ばかりの国だったからか?」


「ふふ。確かに相手の色だと黒いドレスばかりになるわね。でも金髪碧眼の多い外国でも真っ白の衣装の国ばかりなのよ。誓う前はまだ清らかな象徴の白をまとい、『これからはあなた色に染まります』という意味で何色にでも染まるように真っ白だと言われているの。私も白いドレスに憧れがあるからドレスは白にして、2人の色は別の部分で加えたいな」


アイク「どんなドレスになるのか楽しみだ」


「2人の服も私が用意していい?」


アビー「勿論。男も白なのか?」


「男性?そういえば男性は白やグレー、黒だったり、あまり決まってはなかったかも」


アビー「男は花嫁の引き立て役だから花嫁の好みに合わせるのが一番だな」


挿絵(By みてみん)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ