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異世界の歩き方  作者: ❀雪月風花❀


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004 魔法

魔法について説明してもらった。


属性魔法は全人類に何かしら付与されていて基本的な属性は火、風、水、土。

レベルはS、A~Iの10段階。


例えば火は小石くらいの大きさ~対象物を燃やし尽くす程の攻撃ができるくらいの違いがある。

魔力量は10~1000までの数値で、100~300までの層が多くて500を超えるのは全人口の4分の1くらいで、600を超えるのは更にその数%のみ。


魔力量が同じでもレベルが違うと使える種類や強さが違う。

レベルを上げる為には、沢山使うのは勿論だけれど使えば必ず上がるわけではない。

あとレベルが同じでも魔力量が多い方が持続時間は長くなり、使いこなす器用さ、持って生まれた素質(ルーツ)と努力、才能に左右されるし成長できる。


【基本属性】火、風、水、土

【レア属性】雷、氷、光、植物


スキルは剣術、体術、探索、鑑定、隠密、交渉、錬金、薬師、テイマー、採掘、裁縫、革加工、料理、建築、鍛冶、農業、絵描き、音楽など、いろいろなものがあって、それらを極めて職業にしている人が多い。


「ステータスオープンと言うか、イメージしてみて」


「ステータスオープン」


目の前に半透明なパソコン画面のようなものが出てきた。


【名前】美月(妖精)

【年齢】23

【魔力】995/1000

(亜空間∞)

【属性】

火(E) 風(F) 水(D)

土(C) 雷(E) 氷(F)

光(D) 植物(B)

【スキル】

探索(D) 鑑定(C)

隠密(D) 薬師(C)

裁縫(B) ダンス(A)

料理(A) 絵描き(B)

テイマー(B) 

【固有魔法】コピー(C)

【ギフト】スマートフォン

 

「若くなってる?」


「この世界では魔力量が寿命に少し影響してるんだ。固有魔法は個人によって希少性や種類の幅も広いから信用できる人にしか知られないようにした方がいい。美月の固有魔法は【コピー】で複製出来る魔法。使っていくうちにレベルも上がる。コピー出来ない物もあるけれど便利だと思うよ。違う世界での生活は慣れるまで大変だろうから、新しい世界への旅立ちの祝いとして【ギフト】で元の世界で馴染んでいたツールを特別に使えるようにしたが、問題ない機能だけ表示されるようになっている。機能だけではなく、買い物も新しい世界に持ち込んで問題が無いものだけ表示されて買ったものは自動的にインベントリに入る。電力というシステムがこちらでは魔力になるから、こちらの世界仕様に変換されてしまうけれど、魔力さえあれば電力より便利だと思うよ。画面にG、ゴールドのマークがあるでしょ?そこに通貨をチャージした金額だけ買えるようになってる。ちなみにインベントリは亜空間を利用していて時間経過は止まるから生き物は入れられない。全人類使えるが器の数値が扱える亜空間の大きさで、美月なら本来は1000。魔力の器は人体の構造的に最大(1000)にまでしか出来ないのだけれど、亜空間を利用するインベントリに関しては∞(無限)にしてあって、美月が願っていた荷物はインベントリに入れてあるよ。頭の中で思い浮かべてドロップするイメージをすると出てきて、収納したいときは対象物を魔力で包み込むイメージをするんだ」


イメージをしてみると手のひらにガラスの靴が出てきた。

子供の頃、誕生日に両親から貰った大切なものの一つ。


「大切な物を失わなくて嬉しい。ありがとう」


「元世界の通貨の10円だと10G(黄銅)、100円が100G(青銅)みたいな感じで、1000G(白銅)1万G(銀貨)10万G(金貨)100万G(白金貨)と続く。りんご一個が100G、一般的な食堂で食べると一食1000Gくらいかな。生活に慣れるまでは困らないようにインベントリに1000万G入れておいたから。この世界は獣だけじゃなく、魔獣もいる。パールがいるから大丈夫だと思うけれど、悪意のある人間もいるから気をつけるんだよ。何か聞きたい事がある時は教会に来て祈ってくれれば会える。それじゃぁ、新しい世界へ送り出すね。美月、楽しい時間を過ごせるように願ってるよ」


すると2人の美しい女性が狐さんの横に現れた。


「私はセレーネ」


「私はルーナ」


顔はそっくりだけれどセレーネ様は髪が銀色、ルーナ様は金色で、どちらの髪も薄っすらとピンク色にも見え美術品のような完璧な美の化身。


「美月です。こんなに良くして頂いて本当にありがとうございます」


微笑んでいた女神様がすすすっと重なり一人になり、髪がピンク色になった。


「「これからの日々が幸多からんことを」」


初めて聞いた女神様のお声は耳で聞こえるというより頭の中に直接入ってくるような、不思議な感覚だった。

更にキラキラと美しくなった女神様を見ていると眩しい光を放ったので、目を閉じ、側にいたパールをギュッと抱きしめた。



ーーーーセレーナルーネ惑星、ある国の深い森の中ーーーーー


いつにもまして光るストロベリームーンから一筋の月光が魔の森と言われている深い森の中央付近エリアに注がれた。


夜明け前の時間帯でほんの数分の出来事なので、気がついた人間はほぼいないだろう。


もし、これに気がついた者がいたとしたら。

それは奇跡かもしれない。


挿絵(By みてみん)



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