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Real Magic Art Online  作者: 桐和恵斗
11/15

11話

特に何も

11話



ユウシの一撃で吹き飛んだ炎狼は、数メートル先に倒れている。ユウシのHPは、本の少し、ギリギリ、見えるまでしか残っていない。


「やっべ、もう無理」

「ポーションなら、まだある!」

「いや、【疲労/大】と【麻痺/3】だ」


ユウシはステータスを表示して、状態異常を確認する。心理状態異常は、小中大などで表される。物理状態異常は数字で表される。だがいずれも極小と微小はある。この2つは圧倒的に不利だ。耐性スキルが無い今のユウシがこれ程大きな状態異常を喰らえば、何も出来ない。


「うっひぇえ」

「高い」


和とルミが少しビックリする。しかし、その中で、まだ、光ってるユウシとその仲間に、不利な状況が続く。クラが言う。


「こいつ、まだ生きてる!」


と、


「まじか」

「えええ」

「やばいね〜」

「て言うか全然削れて無いじゃん!」

「「「…」」」

「ルミ姉の方がちょっと強い」


言われて見つめるが、確かに、ルミ姉の攻撃の方が強いと、計算する。


「ルミ姉、状態異常のポーションある?」

「うん、ある…はい」


状態異常回復用のポーションを飲む。ステータスを確認すると1まで下がってた。体も動かせる。


「もう1本」


もう1本貰い、完全に回復する。


「ポーション」


ポーションを渡して来る。しかも、初期所持ポーションのDランクじゃなく、Bランクのポーションを8本。ユウシのステータスだから9割程回復する。


俺はふと、思った。


「なあ、モンスターって飼える?」

「スキルがいる、けどランクモンスターは出来ないと思うよ?」

「そうか」


少しガッカリした気持ちで、炎狼へと進む。しかし、諦めきれなかったユウシであった。


「なあ、俺の仲間になるか?」


そう、問いた瞬間、体の輝きが大きくなり、眩しくなった。


「うおっ」

「なんだ?」

「何?」


順に俺、和、クラが不意の光に目を眩ます。しかしルミだけが、警戒態勢に入る。


光が収まると、小さな毛玉がいた。いや、正確には、白くなりついでに小さくなった炎狼が横たわっていた。黒い皮膚に赤黒い炎は、無くなる。白い炎?に白い皮膚に変身していた。


「うおおお、変身出来るのか!?」


ユウシの少年の心をくすぐり、目をキラキラさせながら、炎狼を見つめた。この場合なんて呼べば良いのだろうか?


「仲間になってくれるんだな!?」


そして、本人は気付かないが、圧力のかかった断りにくい事を聞く。だが、どうやら満更でも無いようで、炎狼はユウシに近づき、体を丸める。


「寝るのか……うーん」


また寝るのかと少し寂しがるが、直ぐに何か悩み事を抱える。


「聖炎狼…イヤダメだ…ファイアウルフ…イヤ…」


名前を考えているがどれも駄目、足りないと思ってしまう。


「白狼…これだ!」


そして、決めた名前が白狼である。厨二病臭いが、ゲームの世界なので良いではないか?


「お前は白狼だ、だからハク!」

「ガウ」

「ユウちゃんは呑気だねえ」

「ユウシ、お前呑気過ぎる」

「ランクモンスターをテイムなんて普通ありえないと思われてるんだから」

「まあ、良いじゃねえか」

「ってかまじかよ、努力が無駄になったし金が大量に無くなったぞ」


少し駄弁っていると、かずが文句言いだした。


「て言うか、俺ら何も儲かってないんだけど」

「あっ、そう言えば…」


そして、和とクラの背景が歪み始める。


「俺らのもんはどうすんだ〜?」

「そうね〜、私らの分ほしいね」

「いや、そうでも無いよ…ほら」


ルミが助け船を出して来る。


「ん?俺も確認する」

「私も」


インベントリに何か、入っていた様だ。


「…白狼の…」

「…爪…」

「ユウシが名前付けたせいでネイムドアイテムだけどレア度は高い、因みに私は毛皮」

「牙...だ」

「ちょっと!レア度AAだよ!?」

「すげえ」

「武器強化しようかな?」


モンスターから、得られる素材で武器を強化出来る。【鍛冶】か、NPCを頼らなければ、出来ない。もちろん、【鍛冶】所持者に頼む事も可。


取り敢えず、自分も確認する。新しく項目に追加されていたアイテム?の名前は「白狼の信頼」と書かれている。


「それに、熟練度も上がってる」


ルミの一言に吊られ、皆んなもステータスを確認する。




ーーーーーーーステータスーーーーーーーー

ユウシ

猫人lv4

短剣士lv10


HP: 409/416

MP: 2/267


VIT: 70

STR: 73

INT: 78

DEX: 80

AGI: 154

MID: 62


スキル-14

【短剣】

【拳】

【魔力操作】

【身体強化】

【受け流し】

【解体】

【生産】

【掃除】

【料理】

【鍛冶】


称号:

知られざる英雄-

ステータスを全値120%上昇する。

挑みし者-

ステータス上昇値と、スキル熟練値の獲得量が25%上昇する。

英雄譚-

英雄を知る、パーテイーメンバーの英雄譚保持者のステータスを50%底上げする。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ステータスが上がり、更に新しい称号が現れた。ついでに、後回しにしていた挑みし者も見る。


ーー称号ーーーーーーーーーーーーーーーー

英雄譚-

仲間と共に築く英雄のお伽話

獲得条件:英雄の称号を知る仲間と共に、試練を突破する。

効果:パーテイーメンバーの英雄譚保持者のステータスを50%底上げする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーー称号ーーーーーーーーーーーーーーーー

挑みし者-

何かに全力で挑み続ける者

獲得条件:困難極まれる何かに全力で挑戦する。

効果:ステータス上昇値とスキル熟練値の獲得量が25%上昇する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なあ、お前ら称号獲得してねえか?」

「ん、ちょい待ち…英雄譚?」

「私も」

「私も」


どうやら、全員英雄譚を獲得してるらしい。ならば、皆んなのステータスは上昇してる。


取り敢えず、今日は一度解散としようと皆んなで相談して、ログアウトした。


俺はログアウトして、風呂に入って、ベッドに潜り込んだ。


(人型とか居たけど、何も感じなかったな)


殺し、に何も感じなかったなと思い、睡魔に引きずられた。


(姉ちゃんが俺の所為で無駄に魔力消費しなかったら、もっと安全に戦えた)


ルミが、器用にポーションを風魔法で当てていた事から、多大なmpを使用した筈。ならその原因を作った大元のユウシがパーテイーをピンチに追いやっていた。その反省を心に眠りに入る。









いやRRMAOに評価とか要らないです。女になった方のやつにくれると嬉しいです。

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