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Magic School Story  作者: 雛菊
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第二章

 俺は魔法高校前に着いた。


「おはよう、静玖」


 隣でそう言ってきたのは幼馴染みの椎名雪穂(シイナユキホ)だ。

 彼女は普段は大人しいが、とても頼りになる存在だ。

 雪穂もここ、魔校の入学試験に来ていた。


「おはよう、雪穂」


 俺達はまだ入学試験で何をするのか知らない。

 おそらく筆記か実技だろう。


「今日の入学試験、お互い合格できるように頑張ろう」

「あぁ、そうだな」


 こうして俺達は体育館へ向かった。

 試験の前に校長からの話がある。

 体育館へ着いた俺と雪穂は席に着き、他の受験生が席に着くのを待った。

 そうして全員席に着いてから、校長が前に出てきた。


「みなさん、おはようございます。校長の小鳥遊詩音(タカナシシオン)です。それでは早速ですが、入学試験の内容を説明させていただきます」


 校長は落ち着いた様子で続けて言った。


「今からこちらでランダムに受験生を二人選び、戦ってもらいます。そして勝った方を合格とします」


 辺りがざわめき始めた。

 二人が戦い、勝った方を合格とすると、今ここにいる半数が合格となり、残り半数が不合格となるということだ。

 校長はざわめきなどお構い無しに続けた。


「それでは決めます。受験番号259番と362番」


 呼ばれた番号の生徒は前に出ていき、促されて体育館を出ていった。

 そうして次々と番号が呼ばれていった。


「次、26番と51番」


 隣の雪穂が立った。

 どうやら呼ばれたらしい。


「んじゃ行ってくるね。静玖も頑張ってね」

「あぁ、雪穂も頑張ってこい」


 まぁ雪穂なら圧勝してくると思うが。


「次、217番と36番」


 俺の番号が呼ばれ、前に出ていった。

 対戦相手は俺を一睨みしてから先に行ってしまった。

 後を追うように俺も出ていき、個室へと入っていった。

 個室の前にいた人の説明によると、この個室は魔法で別空間にできているから、いくら暴れても問題無いらしい。

 そして個室で二人きりになった俺らだが、相手がすかさず魔法を撃ってきた。

 

「サンダーボルト!!!」


 その魔法は俺に直撃した。


「ゴングなんざねーんだから、ここに入った時点でもう戦いは始まってんだよーーー!!」


 と相手は叫んでいるが、その顔が驚きの顔へと変わっていく。


「な、なんでお前無傷なんだよ!!?」


 相手は混乱気味にそう叫んだ。

 俺が無傷だったからだ。

 俺は魔力が少なく、大した魔法なんて使えない。

 しかし俺は、自分より相手の方が魔力が多くても勝てる方法を身に付けた。

 それは魔法吸収(マジックドレイン)だ。

 魔法吸収とは、相手の魔法を吸収し、その魔法を放つことのできる魔法だ。

 しかしこれは魔力が多い人は使ってはいけない。

 使おうとすると、自分の魔法が使えなくなる危険性があり、下手をすると魔力がなくなるからだ。

 それが俺が無傷でいた理由だった。

 しかし、相手はそれに気付いていないようだ。

 なのでさっき吸収した魔法を食らわしてみよう。


「サンダーボルト」

「!?それ俺のまほ……」


 直撃した。

 動かないから部屋を出ようとした。すると声が聞こえた。


「ま…だ終わ…ってねー」


 まだ意識があったので、一発殴って完全に意識を失わせた。

 そして部屋を出て、体育館に戻るよう指示を受けた。

 体育館へ戻ると先に出ていった人たちが戻っているが、やはり半数はいないようだ。

 どうやら負けたらそのまま帰されるらしい。

 そしてその体育館の中に雪穂の顔があった。


「やっぱり勝ったな、おめでとう」

「ふふ、静玖も勝ったんでしょ。おめでとう」


 俺らはまた合格者達が集うのを待った。

 そして合格者全員が集まると、校長が再び前に出てきた。


「新入生のみなさん、合格おめでとうございます。ここで更に魔法に磨きをかけるよう、日々精進してください。」


 こうして魔校の入学試験&入学式は終わった。

 帰りは雪穂と一緒に帰った。


「それにしても、二人とも合格できてよかったね」

「あぁ、そうだな。またこれからもよろしく頼むよ、雪穂」

「うん、こちらこそよろしくお願いします。」


 そして途中の道で雪穂と別れ、俺は家に着いた。


「ただいまー」

「おっかえりー、お兄ちゃん。試験どうだった?」

「合格したよ」

「おー!!!おめでとーーー!!!!んじゃ今日はお祝いだねっ♪」


 動花はパタパタとキッチンへ向かった。

 動花の作る夕飯のお祝いか……もうどういうものが食卓に並ぶかは大体察しがつく。

 動花が夕飯の準備をしてる間に、俺は適当にリビングでくつろぐことにした。


「お兄ちゃん、できたよー。今日はいつも以上に張り切って作りましたー!」


 そう言って動花は、親指を力強く立ててこっちに向かってアピールしている。

 そして、出てきた料理だがやはり俺が思ったものだった。

 魚!魚!大量の魚料理である。種類は違えども大体が塩焼きという魚のフルコースだ。うちの妹は魚(塩焼き)が大好きだ。


「いただきます」

「いただきまぁーす!」


 うん、まぁ美味しいからいいんだけどね。もう少し考えてくれてもいいと思うんだ、妹よ。

 夕飯を食べながら今日の試験の内容や雪穂も合格したことなどを話した。


「ご馳走さまでした。」


 食事を食べ終えた俺は食器を片付け、お風呂に入ったあと眠りに着いた。

 文章でおかしなところを見つけたら、アドバイスをくれると助かります。

 誤字脱字あったらすいません。

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