第三章
朝、目が覚める。昨日とは違い、動花の目覚ましはない。
俺はベッドから体を起こしリビングへ向かった。
リビングに着くと動花が朝ごはんを作っているところらしい。
ということは、恐らく魚の塩焼きだろう。昨日食べたとか関係ないもんなぁ。
動花は、よく昔から母さんの料理を手伝っていた。うちの母親は、焼き魚を作ることに並々ならぬ執念をもっていた。
それを受け継いでしまったのが、この動花である。
母さんの実家は、俺も行ったことあるが小さな漁村だ。
新鮮な魚がよく取れる静かな村だったことを覚えている。その村の育ちの母さんは、結果として魚の取り扱いが遠○学園の十傑になれるんじゃないかってレベルに達している。
動花も、魚を捌くこともできるが、小さい頃母親が焼いた魚を食べて以来、焼き魚に心血を注ぐようになってしまった。
でも、俺は美味しいものが食べられるので文句は何もない。ただ、動花が料理を作るとき基本焼き魚になることはやめてほしい。しかも、大体が鮭の塩焼きである。
「あ、お兄ちゃんおはよー。朝ごはん今できるからねー」
「おはよう。今日の朝ごはんはなんだ?」
「ん、鮭の塩焼きだよー」
うん、わかってたさ。匂いがそれだもん。
「そして!今日の塩焼きはいつものとは一味違うよー?」
「何が違うんだ?」
「今日はね、お魚を焼くときにー、なんと!伯○の塩で味付けしたんだー♪」
……うちの妹は今日も平常運転である。
妹の作った焼き魚を食べ終えて、食器を片付ける。今日は妹がご飯を作ったので、片付けは俺の仕事だ。
「じゃあ、私学校行く準備してくるねー」
動花はそう言って、リビングから出ていった。
俺は片付けをしながら、テレビのニュースをなんとなく眺めている。面白いニュースは何もないが、食器を洗いながら観ることが習慣になってしまった。あ、伯○の塩のCM だ。
食器の片付けが終わり、俺も学校へ行く準備を始める。
洗面所へ向かい、歯を磨き顔を洗う。そのあと、部屋に戻り制服に着替えていると動花の声が聞こえた。
「お兄ちゃーん、早くしてよー。学校遅れちゃうよー?」
「わかったー。今行くー」
俺はそう言って、動花と一緒に家を出た。
文章でおかしなところを見つけたら、アドバイスをくれると助かります。
誤字脱字あったらすいません。
次回は新しい登場人物が出てきます!!




