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パーティ「人外魔境」丁寧なお仕事がモットーです。

僕らはギルドを出てほんの3時間程度で、またギルドに戻ってきた。


「あれ、随分早いお帰りですが、依頼は達成されたのですか?」


ゴブリンもワイルドウルフも最低駆除数、つまりノルマは決められている。

今回の依頼に関して言えば、どちらも三匹は倒さなくてはいけない。


「あのくらいの依頼なら、いくら僕達がルーキーだからと言って失敗する方が難しいですよ」


魔石と毛皮をまとめて提出する。


「……これ、本当に初めて解体したのですか?」

「多少時間は掛かりましたね」

「素材の品質もランク分けされてますが、これ二つを除いてSランクで、残りの二つもS−ランクです」


評価の低い二つは僕がやったものだな。

殴る時少し力を入れ過ぎて後頭部の毛が痛んでいる。


魔石も数えおわる


「ゴブリン44個、ワイルドウルフ14個です」


「……タイカイさんたち、もうランク二つくらい上でも問題無さそうですよ」


「そう?」


「毛皮に傷がない、ってことは殴って倒してますよね。しかも、後頭部を一撃で」


そこらの冒険者より眼力ありそうだな、この受付嬢は。


「……まじか」

「そう言えば、こいつら盾いないじゃねえか」

「あれを避けて一撃か?それこそありえねえだろ……」

「やっぱ、ナミナミ家って最初から凄えんだな……」


なんか騒がしいんだが、そんな凄いことなのか?


「ワイルドウルフの突進を避けて、斬らずに一撃で殺すなんて、並の冒険者じゃできないわよ」


え、そうなの?

右足引いて、右手を払う。

あれは戦闘じゃなく、流れ作業だよ。


「普通のワイルドウルフを得意とするパーティなら、盾役が突進を止めて、矢を二、三本当ててから、喉元を突く感じかな」


それだと毛皮が……。


「普通は矢の傷くらいはあるものよ。矢の傷一つあって、それで素材としてのランクはAね。正直Sランクのワイルドウルフの毛皮なんて査定する日が来ると思わなかったわ」


そうか。

でも、実際素材として使うなら、その一つの傷が致命的だと思うけどな。


「これなら、現状で恐らくDからCランクの依頼は問題なくやれると思うわ」


まあ、その辺りは姉ちゃんにでも聞いてみるかな。


「今後もまたこちらで依頼を受けることも多くなりますので、その時には相談に乗って下さい」


「期待してますよ」


報酬は、ゴブリンの魔石と駆除手数料で金貨5枚、銀貨7枚、銅貨2枚。

ワイルドウルフの魔石と駆除手数料で金貨1枚、銀貨1枚、銅貨2枚。

毛皮が金貨9枚銀貨6枚。

合計で金貨16枚、銀貨6枚、銅貨4枚。

半分貯金した後の、一人当たりの取り分は

金貨2枚、銀貨7枚、銅貨4枚。


かなり頑張ったんじゃない?


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