表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/262

宿場町スタークル

スタークルの街は言ってみれば宿場町だ。

ここでふと疑問に思った。


ここに宿場町が必要か?

王都を朝出て、今はちょうどお昼時。


そもそも王都からナミナミ領って半日で着く距離だったか?


「姉ちゃん」

「なに?」

「早すぎるんだが」

「途中、アンちゃんに馬車ごと飛ばしてもらいました」


だったら最初から最後まで時空魔術で良くないか?

というか、殿下は王城だろ?


「アンちゃんに限って言えば、どこにいようが関係無くない?」


まあ、時空魔術ってそういうものだけどな。


「一応、旅の道中でこの国の雰囲気を味わってもらいたかったけど、普通に行ったら片道二日だからね。おじさんもおばさんもそんな休み取れないでしょ?」


確かにな。


通常、王都からスタークルまで馬車で一日半掛かるそうだ。

だから途中の村で一泊して、スタークルでもう一泊が普通らしい。


スタークルから北西に向かうとリーグの街。

スタークルから西南西に向かうと州都カラバルド。


「姉ちゃん、このスタークルって街になぜ港が無いんだよ?」


人と物が集まる街。

にも関わらず港が無い。

海に面していると言うのに、だ。


ここを物流の拠点とする為に港を作るのは、ごく当たり前の発想のように思う。


「海が遠浅なんだよ、この辺は」


だよなあ。

そうでもなきゃ、ここに港を作らないわけないものな。


「掘れないかな、海」


浅い海なら深くすれば良いんだろう?


「また、無茶な事を……」

「できるなら、やってると思うけどな」


柑奈さんも源太くんも否定的ですね。

でも、僕は可能性が無いわけじゃないと思ってるんだ。


「ここの街に限らず、街は川沿いにできることが多いだろ?遠浅なのは川からの砂が堆積してるからじゃないのか?砂なら掘りやすくないか?」


「それはそうかもしれないけど……」


「港ができることのメリットの大きさを考えたら、多少困難でもやる価値はあると思うな」


お、姉ちゃんもわかってくれたか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ