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源太は魔術に魅せられる

森から出た僕たちは街に戻る道を歩きながら、見つけたカラミズ草を摘み取っていった。


「鑑定って、こういう使い方が一番役立つのかな?」

「それは、柑奈が鑑定を使いこなせていないだけだと思うぞ。確かに薬草採取にメチャクチャ役立つのは否定しないが」


情報ってさ、僕らがこの世界で生きるためには二番目に必要なものだと思ってる。

だから、柑奈ももう少し鑑定をうまく使ってくれたらいいのにな、って思うよ。

……言わないけど。


「それはそうと、俺は大海に聞きたいことがあるんだよ」


源太が若干興奮している。


「あの魔術、いったい何なんだ?何を起こしたんだ?俺にはいきなり2匹のゴブリンが引き摺られてきたようにしか見えなかった。でも、何に引き摺られてきたのか全く見えなかった」


「そうよ、それ。私にも見えなかったよ」


柑奈も聞きたかったらしい。

二人ともあちこちに目を配ってカラミズ草を探しつつも、やはりそれが気になったようだ。


「簡単に言うとね、魔力でロープを作ったんだよ。それをゴブリンに引っ掛けて回収しただけだよ」


「大海がロープを引っ張ってたようには見えなかったけど……」


「魔力で作ったものだから、魔力で縮めることは可能だよ」


「魔術って、なんか色々反則だよね……」


柑奈さんの意見には僕も賛成。


「なんか、大海ズルくね?いきなりそんなの使えるなんて」


いきなり姫様三人に好意を向けられた反則野郎が何を言う。

言わないよ、もちろん。


「魔力の循環さえうまくできるようになったら、これは難しくもないし、MPの消費も少ないから、二人だって使えるようにはなると思う」


「ちなみに、どのくらいのMPを消費するの?」


「出して、引っ掛けて、縮めるまでやっても1しか減らなかったね。右と左で1ずつ」


「そう言えば、もう一匹には何をしたの?」


「あれは、首に引っ掛けてそのまま締めて切断したんだよ」


「それも1しか消費しないのか?」


何となく源太は詰問調なんだよな。

柑奈はまだ穏やかなんだけど。


「そう。1しか減らなかったよ」


「即死する魔術がMP1なのか」


確かに、首を切断するわけだから即死だよな。でもゴブリン以外に効くかどうかはわからないぞ。


「俺たちも魔力の循環だっけ?できないのかな?」


やっぱりそう来るよな……。

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