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無双老婆

ちょっと調子に乗って本日二回目の更新です。

翌日、僕らは走っていた。

走って体力つけるのは違うとか姉ちゃんが言っていたが、そもそも体力つけないと訓練すらできないと気づいたのだ。


ただ走るだけなら自分は必要無いとのことで、今回は姉ちゃんは出掛けてしまった。

勿論殿下も居ない。


二時間ほど走ってクランハウスに戻ると、ばあちゃんが居た。


「昨日は美南に随分としごかれたみたいだねえ」

「まあ、強くなる為だから頑張るよ」

「私はまだ身体中が痛いよ」


柑奈は普通にケガ人に属するくらいには体を痛めていると思う。


「大海は、大丈夫だろ?男の子だし」


痛いけどね。

楽しくなっちゃったんだよ。


「ああ、いけるね」

「源ちゃんは昨日の分も合わせて二日分可愛がってくれって、美南に頼まれてるしね〜」


それはそうだろう。

源太の顔が心なしか青い気もするが、楽しんだ分だけ後で苦労するのは当たり前の話だ。



結論から言うと、ばあちゃんもまた凄かった。

ただ、姉ちゃんはスピード型だとしたら、ばあちゃんはパワー型。

例の腕輪をつけているので、そのパワーは発揮されることは無かった。


それなら何が凄かったのか。

ばあちゃんは、避けなかったのだ。

僕らの木剣を全て体で受けたのだ。

無造作に近づき、距離を潰し、アッパーを鳩尾に叩き込む。

これの繰り返しだった。


僕らの攻撃は当たる。

だが、それだけだ。

木剣をどう振るおうが、ばあちゃんは気にもとめない。

ダメージを与えられない。


確かに凄いんだ。

ばあちゃんも姉ちゃん同様、とてつもなく強い。

だが、これが僕らの鍛錬になるのか?


「ちょっとばあちゃん、一旦中止な」

「なんだい、もう疲れたのかい?」

「あのさ、これ僕らの鍛錬にならなくないか?」

「久々に避けるほどじゃない攻撃だったからね、ついつい受けちゃったね」


そっか、ばあちゃん昔は攻撃を受けるのが仕事だったからね。


「まあ、今度はちゃんと避けてあげるから、二人して本気でかかってきなさい」


うん。

全く当たらなかったよ。

姉ちゃんのスピードに慣れたからか、かろうじて動きは見えるけど。


偶然かもしれないけど、一度だけばあちゃんのパンチをガードできたしね。


源太は僕よりはずっとタフなはずだけど、やっぱりボロボロになってた。


姉ちゃんやばあちゃんの強さに追いつくには、どのくらい時間が掛かるんだろうな。


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― 新着の感想 ―
[良い点] おばあちゃん、恐るべし(^^; 元気なお年寄りっていいですね♪(/ω\*) ふと思ったのですが、全体的に女性陣が強いですね。 リリーさんご自身が女性寄り(?)だからかな?なんて思いながら…
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