表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/262

王族の皆様がお出迎え

僕たちは王城に到着した。


城の人達もドラゴンが飛来したことをごく当たり前のように受け入れている。


王城の中庭と思しき場所にドラゴンは着陸した。アントニオ殿下の他にも何人か高貴そうな方々がいらっしゃる。恐らくは王家の方々なのだろう。


今、こうして彼らを見てみると、やはりドラゴンと同じように王家の方々は魔力を循環させているのがハッキリわかる。


となると謎なのは、姉ちゃんだ。

姉ちゃんは鑑定した結果、多少の魔術の心得はあるらしい。

だが、魔力を循環させている感じではない。

魔力が少なすぎて見えないわけではない。

そもそもドラゴンと同等のステータスを誇るわけだし。

現に身体の中心部、おそらくは心臓の近辺に強力な魔力が溜まっているのが確認できる。

ただ、王家の方々と違って魔力が体内を循環していないのだ。


さて。

この辺りの謎は魔術がどんなものか理解してから解ける謎なのかもな。


「ミナミよ、御苦労だったな」

「まあ、私が行かなくても大丈夫だったかもしれないですけどね。意外とこの子がしっかりしてたようで」


姉ちゃんが僕を指差した。

困るんだよ。


僕の中ではアントニオ殿下に対しても名乗るタイミングを失ってしまったことが悔いがあるわけで。

おそらくは、声をかけてくださったのは国王陛下で。

まさか、陛下に対して許されていないのに名乗るわけにもいかず。

頼みの綱の姉ちゃんは紹介してくれるわけでもなく。


やはり本物の国王陛下はメルガルドなどとは違う。

壮年であるにも関わらず、骨格からして屈強さが滲み出ている。強者の威厳がありながら、強い意志を感じさせる目。

王者の風格とはこういうものだとまざまざと見せつけられた思いだ。


僕が戸惑っていると、国王陛下は朗らかに笑った。


「そんな固っ苦しく考えなくていいんだぜ。公式の場じゃないんだ。一応、俺がこの国の国王ガウス・エルカディアだ。お前がミナミの弟、タイカイでいいんだな?」


「はい、はじめまして並波大海と申します。17歳ですが向こうではまだ学生です」


勿論、高校生が「学生」じゃないことはわかってるさ。日本の制度上では高校生はあくまで「生徒」であって、「学生」じゃないことは。

でも、恐らくは日本の学制など知らない国王陛下に高校生と言ったところで伝わらないだろうしな。


「で、そっちのお嬢さんがカンナで、その大男がゲンタだな」

「杉沢柑奈です。同じく学生です」

「土御門源太です。学生です」


「メルガルドとのやりとりも遠見の魔術でずっと見させてもらってたよ。ミナミからかなりやる奴だとは聞いてたけど、学生の身でよくあそこまで堂々と渡り合えたもんだな」


魔術ってホント何でもアリなんだな。

まあ、だからこそあそこで姉ちゃん達が助けに来れたわけだ。


「で、お前らも自己紹介しろよ」


王妃様のアンヌ。

第一王子のロイド。

王女様は三人で、長女のクラリス、二女のエリザベス、三女のモニカ。

うん。

王女様たち、みんな魅力的ね。

クラリスは金髪正統派美女推定Bカップ18歳。

エリザベスは金髪だけど栗色に近い金髪だね。身長も高くてスリムなのに推定Eカップ

16歳。

モニカちゃんは栗色の髪、上の二人がスリムだからちょっと可哀想だけど、比較対象が無ければ誰も太ってるとか言わないけど、必ず姉妹って比較されるからな。

13歳だそうだ。


冷静になって考えると、この国において姉ちゃんってとんでもない立ち位置なんだなと。

だって、目の前にいるのは王族だもの。


ん、ポチさん?

早々に飛び立っていったよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ