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Colorful World 〜色彩世界〜「十七歳、O曜日の憂鬱。(ソフィアの書記)」  作者: 夜明けのスターダスト(飛翔)「旧名:ロスト0」


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9/10

十七歳、祝日(水曜日)の憂鬱。

水曜日の祝日が終わる。

束の間の休息が終わる。

また明日から学校に行かなければいけない。

その前に今日の思い出を残しておこう。

・・・・・・・・・・・・・

今日の空模様は雨だった。

本来、自分から雨の時に外出をする人達はそんなにいないだろう。


でも、私は今日自ら雨の中、外出した。

黒色のワンピースに藍色の傘を身につけて。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

外はシトシトと雨が降っていて、

傘の上ではパラパラと雨粒が弾ける音がする。

少し、耳が落ち着いた気がする。


川沿いの端まできたところで、私は傘を閉じ、空を見上げた。

傘で塞がれていた無数の雨粒は、今まさに私に降り注ぎ始めた。

体に雨粒が落ちる感触を感じながら、私は目を閉じた。

冷たさが体を伝うのを感じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「雨に打たれたい」、と感じる人はこの世にいるだろうか。

「何を言っているんだ」、と思われるかもしれないな。

「身につけている物が濡れてしまうのが嫌だし、長く雨に打たれていれば風邪を引くのに。」

多くの人がそう感じるだろう。


私はどうかといえば、「雨に打たれたい」と思う。


体に残る無数の棘の束が、

空から降り注ぐ無数の雨で流されていく。


あれほど苦しんでいた憂鬱の一つ一つを

雨の一粒一粒がすくって地面に消えていく。


それだけで、心が落ち着くのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

「…へくしっ!」

…そこで軽いくしゃみを一つした。

流石に、何十分もここにいるわけにはいかなかったので、

二十分後に傘を再びさして家に帰った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャワーと風呂で体を温めて、部屋着に着替える。

部屋の電気をつけ、ガラス越しに外のベランダを見る。

雨足の変わらない雨の空が、変わらず映っていた。

・・・・・・・・・・・・・

…ライトは雨に対して、どう思うのだろう。

過去を振り返るうちに、そんなことを考えてしまった。


…もう遅いし、寝よう。

いまだにふり続ける雨の音を聞きながら、私はブランケットを被った。


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