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十七歳、日曜日の憂鬱。
ああ、もうすぐ日曜日が終わる。
一週間の唯一の休日が終わる。
そして、月曜日が始まる。
一番憂鬱になる日が始まる。
「また、自分の仕事場所に行かなきゃいけないな…」って、
みんな、そう感じるのだろうか。
夜の空に月は見えない。
見えるのは、薄灰色の雲だけだ。
それが、今の自分の憂鬱さを表しているようで。
思わず数刻の間、見入ってしまった。
明日の夜は晴れるかな。
ふと、頭の中で思う。
いつかの日に、誰かが教えてくれた。
「晴れた日の夜には、綺麗な「月」が輝いている」と。
私は、月を見たことがない。
私が夜に見上げる空は、いつも雲だらけだったからだ。
そして今日も、空は雲だらけだった。
「この憂鬱が消えれば、月は見えるのかな。」
私はそう呟いた。
……あんまり長く起きていると明日に支障が出るかもしれないな。
今日はこれで、寝るとしよう。
「おやすみなさい。」




