543_秘密ホジホジ。
暗号を頻繁に変更することの是非が分かれていたようでございまして、web上でのパスワードを一定の期間ごとに変更することが勧められていた時代もございまして、昨今では逆にそれが流出したのではないかという恐れがない限り変更しない方が、かえって強固であるのではという意見が出ているようでございます。そもそも暗号なんて設定していませんがというのは論外である、という意見は共通しているようでございます、などというような話題から入っていこうと試みている今日のゴブリンでございます。
個人を連想しないランダムな文字列の連続による暗号というものがよろしいという意見もございます。欠点を想像するに、それは記憶しにくいものであると予想できるわけでございまして、何らかの語呂合わせで何とか間に合わせようとするわけでございますが、それが頻繁に変更してしまうとこれはもう記憶に頼ることができなくなるわけでございまして、無造作にメモが氾濫するような、逆にセキュリティー的にどうなのでありましょうかという状態になるのではと、簡単に予想できるようになるわけでございます。
一週間ごとにパスワードが変更になりますので、変わった後に忘れないようにディスプレイにポストイットで貼り付けておくなどという、主旨が大胆にずれているような現象も普通に見られるようでございまして、これは結構極端な例ではありますが、確かにありそうなパターンであるわけでございます。ちょっと机を開けるとパスワードを書いたメモや冊子が出てくるわけでございますね。
何かのロジックに頼るパターンもありそうでございます、ランダムで意味のない文字列を作ることができる生成機を想像すればよろしいのではないかと思うわけでございますが、それによって自動的にパスワードを作り出して、使用するわけでございますが、意味のない文字列を自動的に生成する手順を逆算することによって第三者が解にたどり着けるのではなかろうかという心配が生まれてくる方がおられるのでは、という想像はできそうでございます。
実際にはそれを試行している段階で安全度を高める方策があるのでそれほど問題にはなりにくいのではなかろうかと想像するわけでございます、そのまま計算だけで暗号を単純に解くことはできそうになさそうであると予想いたします。もしくはパスワードを特定するまでにそれが行なわれている可能性があるというアラートをパスワードを設定した存在に知らせる余裕が生まれるのではなかろうかという予想がありますので、力技での突破は難しいのではなかろうかと予想いたします。
しかしそのような監視体制がないような媒体におけるパスワードはちょっと工夫しなければ破られる可能性が高くなるのではとも予想いたします。つまるところ不法に解除しているかどうかを時間をと空間を隔てて伝えることができないわけでございますので、別のアプローチが必要になるわけでございまして、基本歴史的な手法へ立ち返るわけでございます。
つまるところ頑丈な鍵をかけていてもそれを不正な手段で開けているかどうかを知ることができなければいつかは開けられてしまうわけであるということは違わないわけでございますから、それができない場合は、それを成した場合にその試行者へリスクを負ってもらうような仕掛けを施しておくわけでございます。
具体的には罠を張ってダメージを与えるわけでございまして、針金とかで鍵に細工をする泥棒さんに毒の針を突き刺すような、もしくは爆発物を設置しておいて中のリソースごと物理的に吹き飛ばすとか古典的な事象を現代に当てはめていくわけでございます。一種の呪いとして不正をした証拠を延々とその個人に紐付けさせるとかは、これはまあ結構実際にやられている手法であるのでは、と予想いたします。
ところで、秘密を隠すには、秘密そのものがあると気づかれないようにする、という基本的な技術もあるわけでございます。自分でも気がついていない場合はどうなるのでしょうか、とか思わせぶりな疑問を投げっぱなしにしておしまいです。
「神様が見ておられます、は結構有益な方法でありますね」
「秘密があるのがいい女の条件ですよ?」
「古典的ですが道徳に組み込むのは必須でございますな”旦那様” そしてその秘密ごと愛するのがいい男の使命でありましたか”奥様”」




