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1537_深い腐海、働き者の手。

 汚ければそれは尊敬できるのであるならば、積極的に手を汚していくべきではなかろうかとか、それはそれで意味が違うわけでございます。よく言われる言い回しに、手を汚すに対して足を洗うというものがありますので、最初は手から入って、抜ける時には最後に足が抜けるという、にょろろんと洞窟を通り抜けるような感じなのであろうかなとか連想する今日この頃、皆様どうお過ごしでしょうか、私は元気にやっておりますなゴブリンが提供でございます。


 全身汚れっぱなしであるということは、とてつもない働き者であるということでありましょうか。洗いますね。今日も元気可愛いですね。


 親指に向きが独特である、ついになる他の4本と向かい合っているという特徴があるので、道具を使うことができる、そのために他の生き物と違って発展したのでありますよという説があるようでございまして、なるほど確かにと感心した覚えがあるわけでございますが、仮にそのような働きをする器官が複数あったならば、さらに社会は便利なものになっていたのであろうかなとか想像するわけでございます。


 そうそこで蛸とか烏賊なわけでございまして、あれは手の数が多いわけでございます、器用に色々と動かすことができる上に、器用になんでもできそうでございます、が、おそらくは未だに、かの生物の人間めいた文明は発見されていないわけでございまして、これはやはり道具を使うに適した肉体であるがゆえにこのように発展したとは言い切れない反証になるのではなかろうかなとか予想するわけでございます。


 生活圏内が海中であったがゆえの文明発達阻害要因である、可能性はあるわけでございまして、往々にして道具は乾いたものが多く、また水中では抵抗が大きすぎるので単純な遠心力やら勢いを利用する道具の使用が難しかったというものもあるのではなかろうかなとか予想するわけでございます。


 また浮力による見た目重力の軽減もまた道具の発展を阻害しているのではなかろうかなとか想像するわけでございまして、単純にそれを利用する道具や、それを克服する方法やらへ資源が消費されなかったのであろうなとか予想するわけでございます。何しろその世界ではすでに空を飛べるようなものであったのであろうから、であります。


 水中から空中へ飛び出るということがすでに、住居可能惑星から宇宙空間へと飛びでるくらいの技術革新が必要になるのではなかろうかというのは、これは明らかに不利な条件であるだろうなと、しかも前述したように、重力がない環境、さらには乾かない、つまりは単純に低い文明化でも使用できた、火が使用できない、わけでございまして、なるほどこれはかなり発展するには難しい環境であったのではないかなとか予想するわけでございます。


 仮に水中でも簡単に使用出来る熱源とかがあったならば、文明が発祥しただろうかとか予想するわけでございますが、そうなると今度は断熱の問題があるかなとか想像するわけでございまして、物品の加工はこれは難しそうではあるかなとか想像するわけでございます。


 熱を伝えないように工夫した炉のようなものを作成して、水中でも使用出来る熱源を利用した加工技術を発展させて、金属加工文明へと舵を切ることができれば、発展の度合いが地上に匹敵したのではなかろうかなとか想像するわけでございますが、むしろ熱源を使用しない方向で加工技術が発展していく可能性もありそちらの方がありえそうではあるわけでございまして、一足飛びに潮流を利用した動力発生装置を建築するとかをしてしまうのではなかろうかとか、かのように想像することによって海の底に沈む都市を連想するわけでございます、ああ、なるほど、おしまいです。


「振り返ってみると奇跡の連続のように見えるわけです」

「蛸っぽい生き物が陸上に進出したならば、立派な文明を作ったでしょう」

「そこをうまく演出すると宗教になるわけでございますね”旦那様”

 陸上に適応した蛸はそれはもう蛸ではないのではないでしょうか”奥様”」

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