1531_象はかわいそう、一方その頃の虎。
だいたい目にする虎は、昔の友人であったりして、呼びかけられていたりすることが多いようでございまして、獣に変化するということだけではなく、それでいて中身に人格があるということが悲劇っぽいのであるのかなとか、勘の良い嫌われる子供めいた台詞を吐きたくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでございましょうか?私は元気です。お暑い地方もありましょうな、いろいろとお見舞い申し上げる次第な今日のゴブリンでございます。
動物の中で好きなものはと尋ねた時に食肉と答えられるとちょっとそうじゃないと突っ込みを入れたくなってきますな。今日も元気可愛いですな。
戦争はよろしくない、いかんですよ。これはおそらく正しい認識であり、それほど世間に知られていない概念ではない、と予想するわけでございますが、それを避けるためにそれに近しい行為をすることを是とするのかどうかという発想もあったりするわけでございまして、実質それは戦争ではないのですか、というあたりまで踏み込んでいってしまった事例も観察できるのではなかろうかなとか想像するわけでございます。
全体の利益を結果的に損なう可能性が高いのであるから、全面的な衝突は避けるべきであるという共通認識の伝播はそれほど遮られていないのではなかろうかなとか、予想できるわけでございますが、それは局地的には、短期的にはその行為によって片方の陣営もしくは幾らかの複数の陣営に大きな利益を伴う場合があるのでは、というような発想を捨てきれていないわけでございまして、潜在的な脅威は無くならないのであろうかなとか予想するわけでございます。
国益を確保するためには他国に対して強い立場を貫かねばならないという現状ももちろん観察できるわけでございますし、その理屈も納得できるものがあるわけでございまして、今まで積み重ねてきたものを守りたいという自己保全とか、そうすることで、資源を確保して、生き残りたい、より良い生活をしたいという欲求もまた自然なものであることは間違いないわけでございます。
とどのつまりそれは資源の確保をしあう競争のようなものでありまして、そしてそれを確保するために、ある程度の資源を消費しなければならない矛盾のようなものを内包している、構造なわけでございます。仮に対立を避けて協調路線で全ての行為を行うことができたならば、無駄な資源の消費が抑えられて、最上の結果を導き出すことができるのではなかろうかという、理想的な発想に昇華される場合も、よくありそうでございます。
歴史的な背景から、他の文化を尊重できないと申しますか、受け入れる、信用することができない、そのような問題がある以上、夢想に過ぎないわけでございまして、決して未来永劫そのような世界が訪れることはない、と言い切ってしまうと、それはそれで絶望しかないのではなかろうかという、無気力な人格を量産してしまう恐れがございますので、かのような発言は過半数を超えないように制御されている、可能性があるのではなかろうかなとか、想像するわけでございます。
理想に近づけるように色々と行動することはそれほど間違ってはいないのではなかろうかという感想がございますが、一足飛びにそれを為すことは無理筋であるという発想もまた併せ持っておくべきであるという意見にも耳を傾けるべきではなかろうかと、想像するわけでございます。
ただ、その理想と申しますか、資源の有効的な活用が十全になされる社会の構築とかですが、そのためには、おそらくは、共通の認識と申しますか、感情の有り様が、大きく変質しなければ、自然にはなされないのではなかろうかなとか、いや、強制的に管理することによって為すことは現状でもできそうではありますね、などと、不穏当な発言をしたところでおしまいです。
「人のエゴを認めてしまう処から始めるロジックが宗教なわけです」
「かわいそうであったのは象だけではなかったはずという疑問が大切かもしれません」
「罪を突きつけて動揺させたあたりから転ばすわけですな”旦那様”
牙を抜いたならば最後まで責任を持つべきではありましょうな”奥様”」




