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1508_鳴り物入り、無言で退場。

 注目を集めて登場する存在というものは、その瞬間が最も重要なのでありまして、そこを過ぎればあとはどうとでもなれ、的な精神で展開していくむしろ、そのままどこかへ旅立っていくような印象があったりするわけでございまして、出落ちと呼ばれる分類に含まれるのではなかろうかなとか、あまり肯定的に捉えられていないのでありましょうかね鳴り物というものは、などと銅鑼などに対して少々失礼な物言いから始まる今日のゴブリンでございます。


 太鼓片手に躍り出るとか、そのようなものでありましょうか、大丈夫を繰り返しながら打楽器を叩く仕草なんぞどこで覚えたのでありましょうか。今日も元気可愛いですな。


 そこに新星のように現れたという表現でもよろしいかもしれませんが、それは最後の輝きっぽいものではないのであろうかなとか、星の終わりに爆発するような現象が、新しいとか言われてもそこが最後の見せ場であるのであろうか、ただ、そののちに爆縮して重力の底知れぬ井戸として転生するような展開に持っていくならば、ある意味存在感があるものに変化して成功したとも言えるのでありましょうか。


 全くなかったところにそれが存在を始めるほど印象的な出来事はないわけでございまして、物事はすべからく最初に一番大きな効果があるとか言えるのではなかろうかなとか予想するわけでございますが、ことさらにそれを主張する風潮は、どうせ後々その衝撃はなくなるのであろうから、初動の華々しさだけで利益を確保しようとする計算高さが裏に透けて見えるのではなかろうかとか予想するわけでございます。


 鮮烈な印象が凡夫にまみれてしまう世の中である可能性が高いということであろうかなとか、続けることが難しいのであるならば、続けさせることが希少性を増すとおそらくは知っていながら、それを支える体力が全体にないのでは、と予想するわけでございまして、これはまあ、構造的な問題なのであろうかなと。


 提示する組織の体力が少ないという見方もあるわけでございますが、社会全体が余裕を失っているが故に、時間をかけてゆっくりと楽しむような娯楽が忌避されているのではなかろうかなとか予想するわけでございまして、結果を早く求めすぎるのは、未来にその人格が健全に存在している想像ができないからであり、刹那的であり、悲観的になってしまっているが故の安易さ、わかりやすさを求めていくのであろうなと。


 今までになかったものが現れるというわかりやすさは、基本錯覚でありまして、細かな差異に注目するならば、必ず全てが新しいものであるわけでございまして、ある意味平凡であるわけでございます、然るにことさらにそれを強調するしかない売り込みは、超絶なまでに平凡な手法であり、安易なものになることは当然な流れである、のではなかろうかなと想像するわけでございます。


 そうであるならば、どうすれば良いのか、良かったのかとなりますと、それは大衆思考を避けるように展開するべきではなかろうか、と逆の方向性を指ししめすことになるわけでございまして、薄利多売から厚利少売へと変移させるべきであったのではなかろうかなとか、すでにありそうではありますが、あなただけの特別ですというような商売はそれほど珍しくないものでありまして、今もどこかでやられているのではなかろうかなとか想像するわけでございます。


 こうなるとどこから顧客を探し出すかの方に重点が置かれる可能性もあるわけでございますが、それと並行して、個々の独特な嗜好を満足させることができる技術の習得と、修練もまた必要となるのであろうかなとか想像するわけでございますが、ものが特別なだけに、世間全体に広告を打つこともなく、それをどうにかして発見するほどの熱意を購入者に持たせなければならないわけであり、ちょっと難しそうではあるけれどもすでにありそうではありますね、と想像しつつおしまいです。


「静かに狂的に入り込んで日常に潜む系の神様がサイツヨでしょう」

「いつの間にか意味的に汚染されている題材とかもありそうですね」

「根底から置き換わっていることに気がつかないとかですな”旦那様”

 教育には向いている商材ではないですかね”奥様”」

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