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1484_夜湖、暗中、星、瞬く。

 大気があるということでしょうか。星が揺れて見えるのは、その間にある程度まとまった気体が存在するということでありまして。無色透明に見えるけれども確かにそこに存在するというものは、奇妙な感覚を与えるのでありましょうか。一つ一つは小さくて、目にも見えないけれども、大量に集まると、その影響を感知できるようになる、みたいなものは結構寓話に使用できそうでありますね、などとぼんやり想像しながら始まる今日のゴブリンでございます。


 狭いところに潜り込むと息苦しくなりませんでしょうか?普通に危ないので袋に顔を突っ込むのはおやめください。今日も元気可愛いですね。


 常温で気体になっている物質が惑星上を覆っている事実は、奇跡的な確率の元で行われているのでありますよ、というようなお話はそれほど珍しいものではなく、ただ普段は忘れているだけであったり、まだ出会ったことのない概念であったりするのであろうかなとか想像するわけでございます。


 奇跡の連続で今、ここに存在しているのでありますよ、ともっともらしく言われても、ふーんそれで、と返答するしかない人格というものは、確かに存在するわけでございまして、別に感謝するようなものでもないのではなかろうかなとか、それを依頼したわけでもなく、望んだわけでもなく、結果として成ったものにどう感謝すればよろしいのでありましょうか、などという思考になるわけでございまして。


 それはそれで正しい判断であるのではなかろうかなとか、奇跡であるかどうかにかかわらず、今ここにそれが成されているのであるならば、それはすでに結果でありまして、いずれどこかに存在するはずの何かが、これのわけであり、ある意味それは必然でありまして、何者かに感謝するようなものではない、というような思考になるわけでございます。


 安全度の問題としては、それを有難がっていく方が社会面で有利に働く可能性が高いのではなかろうかなという予想はできるわけでございまして。大切な貴重なものであるということを互いに認めていくことで、安易な破壊を防ぐ、資源の浪費を防ぐ、その身の安全を確保し合う方向性に向かいやすくなる、のではなかろうかなとか、予想するわけでございます。


 存在を尊重する、ことについての理由付けの一つになるのではなかろうかなとか予想できるわけでございまして、ここを共通認識にしておくと、便利な道具になるのではなかろうかなとか予想するわけでございます。ただ、規模が大きくなりすぎると胡散臭くなる可能性は高いわけでございまして。


 奇跡を強調すると、信じられなくなる、こともあるのではなかろうかなとか、つまりそれは特別性の排除につながりかねないわけでございまして。そこに生きていることそのものに価値を持たせると、誰もがみんなそれを持っているわけでございまして、日常が奇跡に置換されてしまい、神秘性が損なわれていき、等しく価値がなくなっていく可能性があるわけでございます。


 変わらないことが、蔓延しているものが、実は奇跡的なものであるという、ことを常に認識してしまうと、感情の振れ幅が生活する上で難しいくらいの頻度で上下してしまう、可能性があるわけでございまして、つまるところ神秘を日常にするほどには、人格が強くないのではなかろうかなとか、予想するわけでございます。


 感動の中毒になりかねない、感情爆発によって、思考が寸断される、行動が単純化される、衝動が抑えられなくなる、客観視が難しくなる、みたいな弊害があるのであろうかなとか、この辺りうまく折り合いをつける必要があるのであろうかなとか、ぼんやりと想像しつつ、おしまいです。


「感情による行動を制御させるための道具が宗教になるのでありましょう」

「感覚と数字との関係が捻れていくのは、平穏を求めるからなのでしょうね」

「奇跡を際立たせる為にそれを否定する、面もありそうですな”旦那様”

 いつでも緊張しているわけにはいかないわけでございますし”奥様”」

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