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1464_櫛の歯落ちる、折れて抜ける。

 不良品じゃないでしょうか?経年劣化による形質の変化はどうしようもないという捉え方もありそうでございますが、どこまで耐えられるのかを測りつつ使用し続ける必要もあるかもしれないとか、まあ、何かのたとえなのでありましょうかね、とか尋ねられたらば、それは詠み人がどう捉えるか、その環境によるのであろうかなと、あいかわらず解釈を読み手に放り投げていく今日も今日とてゴブリンでございます。


 触ってみてその感触が楽しくて強くしてしまうから壊れる、のでありましょうかねえ?加減を覚えていくための教材としては優秀な方かもしれません。今日も元気可愛いですな。


 髪をすくための道具としての櫛はやはりその滑らかさが売り物になるのではなかろうかなとか予想するわけでございますが、ある程度細かくないといけないこともあり、双方の条件を満たそうとすると脆くなる可能性が高いのでありましょうか。滑らか滑らか、なめらか、すべらかは同じ漢字を使用するわけでございまして、おくりがなまで同じ隣ますと文脈で判別するしかないのではなかろうかなとか、思考が横に逸れるわけでございます。


 滑らかであることが強度不足になるのかという発想は少し短絡ではなかろうかなとも想像するわけでございますが、この場合、使用するときの軽さが問題になるのであろうかなと、適度な重さでなければならないわけでございまして、取り回しが容易に行えるかどうかもまた、滑らかさに通じるものがある、のではなかろうかなと想像するわけでございます。


 その歯の適度な細さもまた強度を不足させる要素ではあるわけでございますが、そもそもが髪を整えるためにはある程度の細かい形状が必要になるわけでございまして、この辺り用途による強い構造への限界があるのであろうかなとか想像するわけでございます。


 単純に強い材質で作成すればよろしいのではないかという疑問に対しては、頭皮の保護などの観点から難しい可能性が出てくるわけでございまして、頭皮に限らず、細かく強い、細く強靭な道具は力の加減やら、その方向性によっては十分な凶器になり得るわけでございまして、それは櫛の道具としての本意ではなかろうかなということになるわけでございます。


 逆に隠し持つ武器としての櫛という、概念も面白そうではございますし、実際にそのような用途で使用されることを念頭に置いたそれもあるのではなかろうかなとか想像するわけでございますが、普段使いにするには結構細やかな力加減とか、特異な技術が必要になるのではなかろうかなとか連想してしまうわけでございます。


 突飛な想像を推し進めるのであるならば、櫛の歯を、そのまま射出するような描写も面白そうではあるかなという連想もあるわけでございまして、そうするならば、合法的に、合法とはなんでしょうか?まあ、自然な流れで、櫛の歯が抜けていくわけでございます。本来の使用方法にてそれを扱う場合には、より一層の注意が必要ではありそうでございますが。


 巨大な櫛を作成してそれを鈍器のようにして使用するという、ある意味、櫛とはなんであろうかという命題に真っ向から挑戦するような武器もまた作成可能ではなかろうかなとか想像するわけでございますが、そこまでくると、冗談の、それも結構悪質な、もしくは、往年の不条理漫画のような展開になりそうではございます。


 古典からその使用方法を連想するのであるならば、追っ手を一時差し止めるような使用方法もあるわけでございまして、身につけていた櫛、この場合は装飾品であるわけでございまして、それを背後に投げ入れることによって、呪術的な防衛をなすわけでございまして、黄泉の国より撤退する場合にはより有効ではなかろうかなとか、連想できるわけでございます。


 櫛の歯が抜けることを前提として、替え歯があるとかどうでありましょうか、発射したのちに素早く充填することで、多人数に対抗する侍女とか結構、画面が映えるような、そうでもないような、まあ、戯言でございます。おしまいです。


「髪をすく行為に、自分の魂を移すような意味合いを持たせるわけですね」

「女性の命にもたとえられるわけですから、まあ私はブラシを使用していますが」

「依り代とか匂いを移すとかの連想でありましょうかね”旦那様”

 男性も人によっては髪を大事にしているようですな”奥様”」

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