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ハイパーステラー ~星降る剣に何を宿す~  作者: 蝶胡 モノ
第1章 星降る夜に何を願う。

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4/7

少しの幸運、有り余る物欲、勝者は自明

一体どれくらいこの森のいるのだろうか

ソードコボルトを探す、違う、狩る。ソードコボルトを見つける、狩る、ドロップしない。HPが削れたので薬草を採取する、回復する。たまにレベルが上がる。


かれこれ3時間くらい繰り返しているのだろうか?

体内時計もぶっ壊れたしまったストバニは、明後日の方向を見つめながら虚無顔で森を歩いている。


「…んだよこの泥率。。。なんでただでさえ全然見つからんレアエネミーを死ぬほど倒してんのにあれから一回も落ちねぇんだよ!!」


最初に倒したソードコボルトがレアドロしたが運の尽き。片割れが手に入ったら意地でも揃えたいという、ゲーマーとして譲れないプライドがストバニを突き動かしている。


「ドロップするまで寝ない、絶対に寝ないからな。この森から犬っころを1匹残らず排除してやる!!」


ゴブリンやオークなど、森に出てくる様なエネミーはほぼコンプリートしただろう。Lvも16まで上がり、初心者用の森ではこれ以上上げるには効率が悪すぎるところまで来てしまった。


だが、遂にその時はきた。


「苦節5時間ッ!成し遂げたぞ俺は!!」


達成感に満ち溢れ、涙目になりながら天を見上げるストバニの手には二振りの剣。


───────────────────────────────────────────

双蘭の刄

STR+250

DEX+250

LUC+80

固有スキル???(Lv25で解放)

本来の姿を取り戻した二振りの剣。

振られる刃は乱れ咲く花の如く敵を討つ。

───────────────────────────────────────────


「こいつの試し斬りとか、やりたい気持ちは十分にある。でも今日は無理だ、帰ろう…」


帰る、というのは少し間違っている点がある。彼はいまだにこのゲームにおいて街やセーブゾーンに立ち寄っていないため、これから初めて向かうのだ。


森の中の来た道を重い足で戻り、最初の開けたエリアに着く。街の方向を示す看板を見つけて歩くこと数分、最初の街であるハナイデがみえてきた。


「最初の街っていうと質素なイメージがあるが、遠目から見ても思ったよりちゃんとしてる街だな。」


ハイパーステラーにおける最初の街、「ハナイデ」は流通都市としても栄えており比較的大きく、西洋感の漂うきれいな街並みとなっている。また、街の中にたくさんの水路が流れており、現実の世界で言うとベネツィアのような美しい街だ。


「せっかく初めての街にきて色々と見たいものとか寄りたいところはあるが、まずは宿屋だ。すぐスポーン地点更新して寝る。」


街へ入って大通りの突き当りで左右を見渡すと、明らかに私は宿屋ですと言わんばかりの看板を見つけて駆け込む。


「一人です、泊まります。空いてる部屋はありますか?」


要件を端的に伝え空き部屋のカギを受け取る。

そのままダイレクトにベッドへと突っ伏し、スポーン地点の変更のログを確認し、ログアウトボタンを押す。

視界が暗転し、現実世界に帰ってきた。


「なんで初日からこんなヘビーなことやってんだ。許すまじ、あの子犬。」


そのまま風呂キャンを完遂し、深い眠りへと落ちるのであった。

双蘭の刃は双剣として2本分合わせたスタッツです

ちなみにストバニが通ってきたゲームは空の箱庭とMOBAとFPSを少しです

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