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お城?とスライム
ややあって、草原を抜けお姉さんについていくこと30分。
スライムは、ボロボロのツリーハウスの前に到着した。
「ここが、私の城だよ!」
どう?どう?!いいでしょ!
そうも言いながら、お姉さんは目を輝かせながら、ずいっと、プルーのスライムフェイスに顔を近づける。
ひ、ひぃ!ちっ、ちかい!
プルーは内心緊張しながら、改めてお姉さんの言うお城を眺めた。
・・・うん、ボロボロだぁ・・・。
プルーは、心の中ではそう呟いたが、実際に口からこぼれたのは、
「う、うん凄く素敵なお城だね!」
お世辞だった。
「わかってくれるの?!スライムくん!いい子だねっ!」
お姉さんは、プルーのスライムヘッドを満遍なく撫で回すと満足した様子で
「じゃあ、お家の中案内するね!」
そういって、ツリーハウスの扉を開けながら、振り返りプルーにおいで、おいでをする。
「うっ、まじかぁ・・」
まだ、この無邪気なお姉さんをまったく信用してい無いプルーは、一瞬逃げることを考えたが
「しょーがない、何事も挑戦だっていうしな・・・ん?」
プルーは意を決して、ボロボロのツリーハウスに入っていくのであった。




