つんつんスライム
いや、どうしたのー?じゃねぇ!!
やばいやばい、この状態のルゥーと自分じゃなんもできないぞ!
プルーは、スライムリキッドを滝のように流しながら、必死に言葉を紡ぐ。
「おっ、お姉さん!お、俺らになんの用でござんしょう?!」
プルーは、緊張しすぎて言葉が変になった。
「んー、特に用という用はないんだけどね!なんか、スライム君がうぞうぞ変な動きしてるから気になっちゃってー」
てへへっ、と大きなお姉さんは笑いながら答える。
かっ、かわぇええ。って、いかんいかん、我はスライム、最強にしてクレバーなスライム。ちょっとした、誘惑には屈しない!
《プルーは誘惑耐性を得た!》
えっ?・・まぁいい。そんなことより、敵意はなさそうだな・・・
なんとかなり・・そう・・?
プルーは、警戒しながらも考えに集中してしまう。
「ところで、スライム君!私に提案があるのだけど!」
唐突にお姉さんが、大きな声を出す。
「ハヒッ」
急に大きな声を出されて、プルーは変な声を出してしまう。
「我が家にきてはくれまいかね?ちみぃ!」
大きなお姉さんは、いつのまにかサッと近寄ってきて、プルーをつんつんし始めた。
「あっ、ちょ、はぁ、え、ん?」
プルーは、つんつんされながら困惑した。
「だからぁ、スライム君困ってるみたいだし、家には私しかいないし、こないー?ってこと!」
大きなお姉さんは、まだ、つんつんしながら、どう?と聞いてきた。
「願ったり、ちょ、もう、叶ったりなんですが・・・いいんですか?」
プルーは、盛大につんつんされながら、同意した。
「オッケー!じゃあ、ついてきて!」
大きなお姉さんは、名残惜しそうにつんつんを止め、プルーに背を向け歩き出す。
「あっ、ちょっ、まって!」
プルーは、急いでルゥーを一時的に体内に取り込んでから、
最速でぽよよよんっと、跳ね出した。
・・・ん?・・まてよ?自分、人間の言葉しゃべってないよな・・・?
そんな疑問を頭に浮かべながら。




