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スライムと鱗のお姉さん
ルゥーは、宝石になっていた。
___って!いやいや!なんじゃそれ?!
えっ、てかスライムって宝石になんの?!スライムナイトとか変な名前のあったりすんの?!
・・いや、ないはず、落ち着けスライム!このぷるぷるしてるのは、武者震いであって、断じて動揺が満遍なくスライムボディに伝わってるわけでないぞ!!
「・・・プルゥー」
目の前の、スライムナイトもといスライムの宝石のようなものから、か細い声が溢れる。
「ル、ルゥー!大丈夫なの?!すっごい角ばっちゃってるけど、平気?!」
プルーは、スライムボディを激しく揺らしながら、必死に問う。
「大丈夫・・・固まって動けないだけ・・・」
スライムナイトが、弱々しげに揺れた。
ってぇ!固まって動けないってやばいじゃーん!!
どうしよ・・・
プルーは、考える。
とりあえず、木の空にルゥーを運ばないと・・・
「どうしたのー?」
「それが、うちのスライムが宝石みたいになっちゃってー」
「それは、大変だねー!」
「そうなんだよ・・ん?」
あれっ、自分は誰と会話しているんだ・・?
プルーは、ハッとして後ろを振り向く。
____そこには、頬に鱗の紋様なものがある大きなお姉さんがいた。
「ん?どうしたのー??」
大きなお姉さんは、向日葵が咲いたような笑顔で問いかけてきた。




