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スライム二匹。
木のうろで二匹のスライムは身を寄せ合っていた。
「ねぇ、ルゥー」
「ぅ・・・ん?」
「君はいつから増えたり喋れるようになったの?」
改めてプルーはルゥーに質問をする。
「ぅーん・・・どう・・だろ・・覚えてない・・」
ルゥー少しばかり大きくなった体を左右に揺らしながら答えた。
「そっかぁ・・覚えてないかぁ・・・」
「ぅ・・ん、なんか・・ごめん」
ルゥーはしょんぼりする。
「あっ、いや!いいんだよ!ちょっと気になっただけだから!」
プルーは焦りながら、触手状に伸ばしたスライムボディをブンブン振った。
「・・・・・・・・・」
沈黙が降りる。
「まぁ、くよくよ考えても仕方ないね!寝よっか!」
プルーはそう言って、知覚をとじ始める。
「ぅん!わか・・った!」
ルゥーもまた知覚をとじ始めた。
「明日は・・明日でなんとかしよぅ!・・zzz」
プルーは言葉を言い切るとすぐに眠ってしまった。
「おやす・・・み」
ルゥーもまた穏やかなスライムフェイスで眠りについた。
少しばかり湿度の高い木のうろには、静かに揺れるスライム二匹が眠っているのみとなった。




