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第2章 闘技大会予選決勝

〜闘技大会予選決勝〜


カイト×オルグvsアルベルト×グレイル


「始め!!」


ヴァイスの掛け声と共にカイトとアルベルトの姿が消える。


ガキィン!!

「くっ、、軽いな」


ギギギィ

「その減らず口黙らせてやる」


『青天四山』×『岩流し』


『テレポート』


鍔迫り合いの最中にアルベルトの刀身が青く光り、背後に剣をいなされ、バランスを崩した所にすかさず剣を振り下ろすも、即座にアルベルトの真上に瞬間移動をする。


『兜割』


ガキィン!!


剣で受け止めるも、全力で叩き込まれた一撃に片膝をつくアルベルト。


『漂水』


スルンッ!


『天歩』


またもいなされるが天歩を使い、横に大きくジャンプし、追撃を逃れるカイト。


『撫雷』


『雷斬破』


バチィン!!


(相変わらずなんでもすぐにいなしやがって、、)


(ちょこまかとハエのようにうざいな)


『オルフォルト流・波動刃』


闘気の加速でカイトの目の前まで一気に近づき剣に魔力を込め、横に一閃。


シュインッ!


「こんなもん!」


ガキィン!


放たれた斬撃を見切り、ガードするカイト。


ズンッ!


剣を受け止めた直後、身体中に何かが這い回る感覚に襲われ、気がつけば足が脱力し、倒れていたカイト。


(なんっ、、身体が、動か)


「振動をヤイバに乗せ、脳を揺らした。動けないだろ?俺の勝ちだ」


『ロックインパクト』


「っ!」


『砕天』


ズガァン!!


アルベルトの頭上から突如現れた岩石をグレイルが刺突攻撃で打ち砕く。


シュンッ!


その隙にカイトを抱え、アルベルトから距離を取るオルグ。


「ったく、俺を置いて無茶すんなって」


「、、わりぃ」


『コンディションヒール』


「ふぅ、もう大丈夫だ」


「今度はちゃんと行くぞ2人で」


「おうっ!作戦はCだ」


「了解!」


カイトとオルグが一斉にアルベルトに向かって走る。


「行くぞグレイル」


「任せろ」


ダンッ


『闘剣』


カイトがオルグの前に出て闘気でコーティングした剣を構え、アルベルトに斬りかかる。


『漂水』


受け流しの構えに入った途端、カイトがしゃがみ背後にいたオルグが飛びかかりながら渾身の剣撃を放った。


『ガストルト流・爆剣』


「タイミングをずらしたぐらいで!」


『漂水』


ドッ!


「んうっ!」


オルグの剣を受け流そうと構えたアルベルトの両足を、しゃがんでいたカイトが両足で蹴り、バランスを崩して宙に一瞬浮くアルベルト。


『ウィンドスラッシュ』


オルグの剣が届きかけた瞬間、真横からグレイルによって放たれた風の斬撃がアルベルトに直撃し、横に大きく吹き飛び避けさせる事に成功。


アルベルトが受け身を取り、左右から挟まれたカイトとオルグ。


「グレイルは俺が止めとく、そっちは任せたぞカイト」


「あぁ!危なくなったら言えよ」


即座に背中を合わせ、カイトはアルベルトの方を向き、オルグはグレイルの方を向いた。


『烈火豪刃』×『烈風旋刃』


グレイルとアルベルトが剣に属性魔力を溜め、一気にカイト達へ放つ。


『闘岩鎧』×『闘斬破』


オルグが地を這う炎の斬撃をガードしようと身体に闘気を巡らせ、カイトが地を這う闘気の斬撃で相殺を狙う。


がしかしアルベルト達が放った斬撃はカイト達の上空に逸れ、ぶつかり合った。


グレイルが放った炎の斬撃とアルベルトの放った風の斬撃が混ざり合い、巨大な炎の竜巻となってカイト達を巻き込んだ。


「まずい!」


「任せろ」


『ロックドーム』


ドーム状の岩を展開し、炎から身を守るカイト達。


「グレイルから狙う、肩掴んどけ」


シュンッ


カイトの肩を掴み、テレポートでドームを展開する前のグレイルの居場所にテレポートする。


「俺を狙うって分かってたぜ!」


「っ!」


「まずい!」


飛んだ先をまるで予想していたかのようにグレイルが剣を構えており、渾身の一撃を振り下ろす。


『砕天』


『闘岩鎧』


『紫電』


自ら盾になり、グレイルの攻撃を防ぐオルグ。そしてすかさず最速の攻撃で背中に一発入れる。


『鬼哭』


グレイルの攻撃を防いだ反動で片膝を着いたオルグの頭上に突如現れたアルベルトが寸止めで一本取る。


「やっと1人落としたと思ったら、、」


「簡単にやれると思うなよ」


「まぁいいや、取り敢えずお前もぶっ飛ばして幕引きだ」


「手加減が必要なら今の内に言っておくんだな」


「うるせぇっ!」


ビュンッ! フゥンッ!


『紫電』


『残雪』


正眼に構えた2人の姿が消え、訓練所の真ん中で互いの剣がぶつかり合う。


『閃双』


ガシッ!


アルベルトの放つ2連撃の1撃目を闘気の腕で掴むカイト。


ガァン!!


「ぐっ!」


腕を掴まれたと同時に、即座にカイトの腹部に蹴りをいれ引き離す事に成功したアルベルト。


『火流刃閃』


「ぬおっ!」


吹き飛ばされ即座に飛んできた無数の炎の斬撃に横に緊急回避する。


「トドメだ!」


『残雪』


バチン!!


緊急回避時に仕掛けていたトラップが作動し、アルベルトの全身に電撃が迸る。


『寄手』


即座に闘気の右腕を伸ばしてアルベルトを掴み、目の前まで引き寄せ。肩から生やした2本の闘気の腕をアルベルトの額と溝内に当てる。


『闘砲』


ズガァン!!


至近距離で喰らった魔力の圧縮爆発に吹き飛ぶアルベルトとカイト。


「はぁ、はぁ、、どうだ?」


受け身を取った後ゆっくり立ち上がりながらアルベルトの方向を見る。


ブワァン!


砂煙から赤いオーラを纏いながら立ち上がる影が見え、静かに闘気の刀を左手に生成するカイト。


『刹鬼道』


(ジュランとセニカですら圧倒した技、、どんなもんか確かめてやる)


『十闘刃』


『鬼踊り』


両手に握った剣を素早く振り飛ばした闘気の刃を全て紙一重で躱しながらカイトに近付き、目の前から急に消えたアルベルト。


『鬼威』


ガキィン!!


「んぐっ!」


いつの間にか背後に移動していたアルベルトにギリギリ気が付き、2本の剣で受け止めるも、容易く吹き飛ばされるカイト。


『鬼威・回空』


上空に跳んだアルベルトが今度は縦に回転しながらカイトに斬りかかる。


「なめんなよ!」


『刹界』


ガキィン!!!!


防御が通用しなかったので、攻撃に転じるカイトは、2本の剣をクロスさせ、同時に斬り上げた。


ギギィ!!


火花を散らせながら鍔迫り合いをするも、力はややアルベルトが勝っている様子。しかしカイトは肩から闘気の腕を生やしアルベルトの顔に当てる。


スパァン!!


が闘砲を放つ前に、空中に足場を魔法で作り、横に回転しながらカイトの闘気の腕を斬り落とし、回避するアルベルト。


(なっ!人外な動きしやがって!だが貰ったぜ!)


その隙に斬り上げと振り下ろしの2連撃技である刹界の2連撃目を放つ。


「やっぱ強いな貴様は」


『鬼月』


どういう訳か、闘気の腕を斬り終えた後、何の勢いも魔法も無しに突如空中で更に回転が加速したアルベルト。


ズパァン!!

ガゴォン!


そしてカイトが剣を振り下ろす前に、斬撃と共にカイトが訓練所の壁まで吹き飛ばされた。


「勝者アルベルトチーム!」


「うおおお!なんだあの動き!空中で突然高速回転し始めたぞ!」


メルトがアルベルトの技を見て、興奮気味にアルベルトに駆け寄る。


「グフッ!」

ブシュッ


同時に右足と左腕から血が少し吹き出し、吐血しながら気を失うアルベルト。


「おい!アルベルト!先生!」


急いで倒れるアルベルト抱え上げ、ヴァイスの名前を叫ぶメルト。


「取り敢えず今日はここまでだ、本戦に出場が決定したオルグ、グレイルは明日の本戦に備えて休んでおけ、カイトとアルベルトは俺が診療所まっで連れていく。以上だ!」


こうして闘技大会の本戦出場は決まったが、予選はアルベルトチームの優勝によって幕が閉じた。

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