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第2章 久しぶりのエルグランド



カイト達が10層目の迷宮を突破して、1ヶ月が経過し、現在アルベルトを迎えての4人で33層目の中間地点で休憩を取る一同。


「ふぅ、、日に日に魔物達も強くなって、攻略のペースも落ちてきたな、、」


「アルベルト左足大丈夫?」


セニカが先程、背後からの魔物奇襲に気付かず、急いでアルベルトが助けに向かったものの、足を挫いてしまって、それからジュランに背負われているアルベルトに駆け寄る。


「あぁ、心配ないこのくらい、、っ!」


ジュランの背中から降りて歩こうとするも、痛みで、足に力が入らず、その場で尻餅をつくアルベルト。


「おい、あんま無茶すんな!見せてみろ」


カイトがアルベルトの靴を脱ぎ、靴下を脱がすと、かなり膨れ上がっていた。


『ヒール』


回復魔法を施し、なんとか腫れはひいたが、カイトの魔力が切れそうになる。


「今日はここまでだな」


「そうだね、、」


リーダーであるジュランが退却を提案し、この日は、31層から2層の途中まで攻略した。


アルベルトをラムカの診療所まで運び、ジュランとはその場で解散し、カイトはセニカと共に食堂へと向かった。


「どう最近?ファミル先生の魔法教室は?」


「結構みんな上達してるよ、今は精霊術について色々教えてもらってるの」


「へぇ〜、そんなのもあるんだな」


「今日久しぶりに顔を出してみたら?」


「そうだな、ファミル先生に聞きたい事もちょうどいっぱいあるし」


「そういえば聞いた?明日からフィジカルトレーニングになるの」


「あぁ、1年の時に秘密で借りたあの重力空間でやる奴だろ?」


「そうそう、あれ結構キツくて苦手なのよねー」


「絶対ジュランには負けねぇからな、、あの野郎この前の実戦訓練休みやがって、、」


「次はカイトに勝つからね絶対!」


「おうおう、どんどん挑んでこい!いつでも全力で戦うぜい」


食事を済ませた後、セニカと共にいつもの教室へと向かうカイト。


ガラガラッ


「ひっさしぶりー!うっす!」


「あ!カイト!久しぶりー!どうしたの?魔法教室再開?」


「ちょっと顔を出しただけー、よぉスカーレット!どうだ弓術科での授業は?」


教室の傍で魔力制御の練習に勤しむスカーレットにも挨拶をする。


「まぁボチボチよ、知らない事も色々学べているからね、苦じゃないわ」


「そうか、なら良かったよ、、あれ?ルフトと先生は?」


「あれ?聞いてない?ルフトは一応2年の魔法の授業は1年の頃にあらかた終わらせたみたいだから、最近はカイトと同じで、一旦魔法教室お休みして、一人でこっそりトレーニングしてるのよ!」


「あいつまさかソーマさんともう、、」


何故か自分の知らない所で、結構なレベルにまで成長し、こうしている間にも置いてけぼりを食らっている様な感じがしたカイト。


「ファミル先生は、、あっ」

ガラガラ


そうこう話しているとファミルとレイゼンが教室に入ってきた。


「レイゼンさーん!この前教えてもらった槍術でわからない所があってー、、」


レイゼンを見るなり、駆け寄るラゼッタ。


「ん?ラゼッタの奴もしかして、、」


セニカの方を見ると、呆れた様な顔をして、答える。


「レイゼンさんにこの前槍術の稽古付き合ってもらってからずっとあんな感じなの、聞いたところによると一目惚れだとか、、」


「何でそんな呆れた感じなんだ?ラゼッタが好きな人出来たんだったら喜ぶんじゃねーの?」


「カイトにはまだまだ早い話よ、こう言うのは女同士にしかわからない事があるのよ」


スカーレットがしつこく絡まれているレイゼンではなく、少し膨れっ面なファミルの表情を見ながら、カイトの疑問に答える。


「んーーーーー???」


女心がますます分からなくなっていくカイトであった。するとファミルと目が合い、カイトが手を振り挨拶をする。


「ファミル先生!お久しぶわっ!」


カイトを見つけた瞬間、ファミルが嬉しそうな表情で駆け寄り、その熟成した二玉の禁断の果実にカイトの顔を埋めて、抱きついた。


「くっ、、苦しいです先生、、どうしたんですか急に?」


ファミルがドヤ顔でレイゼンの方を見るが、それどころでは無さそうなレイゼンを見て更に頬を膨らませた。


「いてて、、」


「「ふんっ、、困ってる癖して本当は嬉しいくせに、、」」


息ぴったりに文句を垂れるセニカとファミル。


「ちょっと先生、、話があって来たんです、授業が終わったら、テレポーターの前で少しだけお話ししませんか?」


「いいわよぉ、2人きりでお話ししましょう」


一応話はしておいたので、荒れそうな魔法教室から急いで出て行くカイト。


「ふぅ、、なんだあの教室、、荒れに荒れまくってるじゃねーか」


((いつの間にか女の方が数多くなったな))


「多分それが問題だな、アルベルトとジュランもあの教室に誘うか?」


((そうした方が教室内でのバランスは取れそうだな))


「あ、そうだ!シエルも誘ってやらねーとな!」


「何に誘ってくれるんですか?」


突如背後から声をかけられて驚くカイト。


「ふぇっ!びっくりした!いつも突然現れるなシエル、、まさか隠密系の異能が操剣術とは別で開花していたのか!?」


いつの間にか背後に立っていたシエルに焦ってファイティングポーズを取るカイト。


「フフッ!相変わらず驚き方が面白いですねカイトさん」


「午後の授業に向かうのかシエル?」


「午後の授業どれを受けるか迷ってる所なんですよねー」


「何か候補とかはあるのか?」


「魔法ですかねやっぱり、今更剣以外の武器を取るのは違いますし、消去法で魔法ですかね」


「ほほぅ!!それじゃあ今の君に一番ピッタリな魔法教室をお教えしよう!付いてまいれ!」


「ははぁー!」


カイトにひれ伏す様な動作をした後、カイトがシエルを連れて、再び魔法教室へと戻る。


ガラガラッ


「た、たのもー!」


「ん?あら随分と可愛い子ね、何を頼みに来たのかしら?」


スカーレットが教室の扉を勢いよく開けたシエルに向かって歩き出す。


「シエルちゃんじゃない!まさか魔法教室に入りに来たの?」


「はい!カイトさんにおすすめされてきました!今日からよろしくお願い致します!」


律儀に両手を膝につき、ペコっと一礼をするシエル。


「って事で後はよろしく頼んだ、バイバイ!」


「さっきの変な挨拶、カイトにやらされたんでしょ?」


ラゼッタがやれやれといった様子で、シエルをあわれに思う。


そしてカイトは迷宮の入り口までテレポートし、魔導テレポーターを使い20層のボス部屋の奥にテレポートする。


「っし!気合入れるかー!」


((気を付けろよ、10層の奴より大人数で挑んで結構手こずったんだからな))


「おう!ソロでの初挑戦、、お願いしまーす!」


ボス部屋背後から扉を開け、20層のボスである巨大な一つ目の大蛇、ウヌスアダラの硬い表皮に向かって闘刃を放ちこちらに気付かせる。


ドォンッ

スルルルルルッ


ウヌスアダラは背後から放たれた闘刃を喰らった瞬間、すぐさま警戒モードに入り、前方に向かって這い出した。


そして壁の目の前で止まり、背後を振り向きざまに口の中から猛毒の霧を発する。


「シャアアアアア」


『ウィンドドーム』


ドーム状の風の結界を張り、霧を後方へ受け流す。


(問題はこの後だ、、)


部屋中が毒の霧で覆われて、ドーム以外の全てが毒の霧と化す。


カイトは大きく息を吸い込み、肺の酸素を溜めた後、雷走でドームの外へと走り出した。


カイトの魔力を感知した一つ目の大蛇が、近づいてくるカイトに向かって尻尾を鞭の様の横に勢いよく払った。


ゾォンッ!!


一度見た攻撃なので、冷静にしゃがんで避けると、頭上でかなり重い風切り音が聞こえる。


振り終わった尻尾を見て、もう1度走り出し、腹の辺りであろう場所に目掛けて刺突の構えを取る。


『雷貫』


剣から放たれた一筋の雷光がウヌスアダラの腹部を捉えようとした途端。


スルゥン!!


ウヌスアダラはその顔の面積の半分もある大きなひとつ目を腹に持っていくと、カイトの放った雷光が吸われるように吸収されていった。


「距離がもうちょっと遠かったせいで、吸収されたかクソッ)


ウヌスアダラの目が魔力を吸収する事をカイトは知っていたが、発生速度と到達速度の速い雷魔法を持ってしてでも吸収されてしまった。


((厄介なのがくるぞ!!))


巨大な一つ目のもう一つの特性が発動される。


キュゥゥゥゥンッ


魔力が波打つ様に一つ目に収束していき、収束された魔力が黒い玉へと変化する。


一つ目のもう一つの特性が吸収した魔法の倍返しだ。


(させるかよ!)


『八闘刃』


闘気を纏った魔力の斬撃を放つ。


スルゥン!


吸収され、一瞬目の前で溜めている黒い玉が大きくなるも、消え去っていった。


(湧くたんびに、記憶をリセットされるのが可哀想だが、そりゃあ弱点って分かってるなら使うしかねぇよなっ!)


カイトはウヌスアダラの目が魔力だけでなく、闘気も吸収できる事を経験しており、また闘気を吸収すると、何故か動きが弱まる事も知っていた。


ドォン!!


よろけて、頭を下ろしたウヌスアダラの首辺りに、闘気で纏った剣で兜割を力一杯叩き入れる。


ビュンッ


「はぁはぁ、、ふぅー、、スゥウウウウ」


息が切れ始め、一旦ドームの中で息を整えた後、再び大きく息を吸った後、ウヌスアダラの背後に雷走で回り込む。


(そこのままじっとしてろ!)


ザスッ!


カイトは剣に纏っている雷の刀身部分を引き伸ばし、ウヌスアダラの尻尾と地面がくっつく様に剣を地面に突き刺した後、麻痺している隙に正面に回り込み、そのまま目に目掛けてジャンプする。


『皕輪手』


魔闘術による拳の連打がウヌスアダラの巨大な一つ目に放たれる。


ズドドドドドッ

シュッ

ドォンッ!!


無理やり麻痺を解いたウヌスアダラが固定された尻尾を力強く振り解き、そのままの勢いでカイトに向かって打ち付け、吹き飛ぶカイト。


「っつー!いてぇ〜!」


ドームの中に入っていき、ヒールでガードした腕を回復する。


キュゥゥゥゥゥン!!


カイトがヒールしている間に、ウヌスアダラが目の前に、黒い玉を作り出す。


ズゥン!!

ガァン!!


黒い玉が波打ちながらカイトに向かって放たれ、ドームが破壊される。


砂煙が舞い上がり、中から闘気の腕がウヌスアダラの目に向かって伸び、カイトが両肩から闘気の腕を生やしながら、引き寄せられる様に飛んでくる。


『四臂闘砲』


四つの腕をウヌスアダラの目に当て、拳の先に圧縮していた魔力を一気に放出し、爆発を引き起こす。


ドォン!!!

ズガァン!!!


爆発の勢いでウヌスアダラが身体ごと吹き飛び、そのまま壁にめり込むも、同じく爆発の衝撃で、闘気の腕が消え、カイト自身も吹き飛んだ。


吹き飛びながらウヌスアダラの方を見ると、四散していったのが見えたため、そのまま吹き飛んだ勢いを利用し、来た部屋に戻る。


「ってて、まだまだ力加減が難しいなあの技、、」


((元々空中で撃つ技じゃねぇからな、後もう少し気持ち前に放つ様にイメージして、空中でやるんだったら闘気の穴を少し広めろ))


「りょーかい、、にしてもちょっと色々無理したな、21層はまた明日にしようか」


((あぁ、、でも午後の授業が終わるまでの間何すんだ?))


「ちょっと寄っておきたい場所があってな」


部屋からテレポートでエルグランドと繋がっているテレポーターの目の前まで瞬間移動する。


テレポーターに魔力を注ぐと光るゲートが出現し、中へと入る。


「ん?あ、カイトくん!」


テレポーターの光を潜り抜けた直後、聴き慣れた声で話しかけてきた女性に挨拶をするカイト。


「お久しぶりですリンデさん」


元々香色の長い髪をそのまま伸ばしていたのを一本に束ねた4番隊の隊員であるリンデと軽く会話をした後、本題に入る。


「族長はいらっしゃいますか?」


「ムン婆を探しに?だったらごめんなさいね、さっきカイトくんとすれ違いでモルバトにテレポートで向かったばかりなの〜」


「そうですか、、一応キリエさんの近況を知りたくてお話を伺いに来たんですけど、、」


「あ、キリエちゃんなら、学校でみんなとちょうどお勉強中よ」


「学校って、、分かりました、ありがとうございます、護衛の任務頑張って下さい」


「じゃあね〜」


にっこりとした顔でカイトに手を振り見送るリンデ。


コンコンッ

「どうぞどうぞー」


「すいません失礼します」


「おや、君は確かカイトくんだったね」


「どうもどうも〜ちょっとキリエさん探しに来たんですけど、、」


「あっ!カイトくーん!」


教室の扉を少しだけ開けて、要件を伝えると、カイトに気がついたキリエが大声で叫ぶ。


「すっかり馴染んでると言うか、、学校の子供達より子供っぽいな、、」


「ん?何か言った?」


「いいえ!少し借りていきますね!いきましょう」


キリエを連れてエルグランドを散策するカイト。


「どうですかここの生活には慣れましたか?」


まるで自身がお世話をしている様な口調でキリエに近況を聞く。


「楽しいよー、ルグドラなんかじゃ見られない植物や、魔法に、伝統とか色々学べるものがあってすっごい充実してるよ!」


「それはよかったです、でも野暮だとは分かっていますが、何を目的にここに来たかを忘れない様にして下さいね」


「分かってるよー、もしかして今日来たのは私のため?」


「まぁそうですね、キリエさんの近況を知っておくついでに、久しぶりに綺麗な空気を吸いに来ました」


(最近薄暗い地下の迷宮にしか潜って無いからなー)


「へぇー、今カイトくん達はどういった授業をしてるの?」


「今は学園の敷地内に、学園が保有している低級の迷宮を潜ってまして」


「おぉ〜!その歳で迷宮はやっぱりこの世界はレベルが違うなー」


「キリエさんの世界には迷宮はあったんですか?」


「勿論あったわ、私もこう見えて結構な実力がある精霊剣士で、よくみんなと迷宮に潜ってたわ」


「キリエさんが戦えるなんてビックリですねー、てっきりただの泣き虫だと思っていました」


カイトの言葉に膨れっ面になるキリエ。


「ふんっ!子供には大人の強さはわからないものよ!」


「ほぉ〜、それじゃあ帰るまでまだ時間あるんで、一回打ち合いやってみます?」


「望む所よ!言っておくけどコテンパにやられて泣いても知らないからね!カミラさんにも言付けちゃダメだからね!」


「軽く打ち合うだけですからそんなビビらなくてもいいですって」


丁度人通りの少ない広場まで行き着き、そこで打ち合う事にする。


「それではお願いします」


カイトが空間から練習用の木剣を2本取り出し、キリエに1本放り投げる。


「ほんほん、どうやら小細工はしてないみたいね」


「大人げない発言が多いですね」


「むっ、、、いいわよ来なさい!」


ズゥイン!!


キリエが剣を構えた瞬間、カイトが残身と雷走でその場から消えると、すぐさまキリエの雰囲気が変わり、急ブレーキで止まるカイト。


「へぇ〜、危機管理はしっかりとあったみたいね、、」


「、、二重人格って疑うレベルで圧が変わりましたね、、」


「こないならこっちから行くよ」


『バーストエレメント』


赤い光の球がキリエの手から放出され、とっさにジャンプで躱すカイト。


『ライトニングエレメント』


ズガァン!!


カイトの頭上から一筋の光が落とされる。


「まぁこんなもんよ」


パッパッ


「ふぅ〜、危なかったー」


砂煙からカイトが服を払いながら現れる。


「え?今の直撃したでしょ!?」


「はい、闘気でガードしましたけど」


「闘気?いやいや、ガードしても痺れて動けなくなるはずよ?」


「知らないんですか?闘気は電気を通さないんですよ?」


「だからその闘気ってなにっ!」

ガキィン!!


キリエが話し終える前にカイトが雷走を使い、一瞬でキリエの目の前に現れ斬りかかる。


「あっぶなー、人が話している途中でしょうが!」


「戦いの最中ですよ?敵を前にしてキリエさんはずっと話しかけるんですか?」


ブチッ


「おうおう、これは一度痛い目に遭わせないとその舐め腐った態度は強制できないみたいだねー!!」


『エレメントフォース』


キリエの体の中に無数の光の球が収束されていき、次の瞬間カイトの足が宙に浮いた。


「なっ!」


『エレメントスラッシュ』


キリエの剣が淡く光った後、光を置き去りにした斬撃がカイトの腹部を捉えようとした瞬間...


シュンッ


「あっぶねー!」

ブゥンッ


(また消えた!?どこだ!?)


闘気を左手に集中させ、次の一太刀を掴みかかる準備をする。


スゥン!!

ピタッ


まるで瞬間移動したかの様に、突如背後に現れたキリエに反応し、振り向きざまに掴みかかろうとすると剣は既にカイトの首に当てられていた。


「ふふーん、あたしの勝ちー!いえーい!」


大人気ないと言える程の本気を見せつけられ、体が硬直するカイトを尻目に喜ぶキリエ。


「つ、つえー、、」

(あの背後を取られた時の瞬間的な圧力、師匠と同じくらいだ、、)


「どう?これで尊敬したでしょ?」


「尊敬は出来ないですけど、凄いのは分かりました」


キリエから剣を受け取り、空間にしまうカイト。


「もうっ!相変わらず失礼なんだから!」


「それよりも自分の心配をした方がいいんじゃないですか?」


*「くぉらぁあああ!!!誰だぁあああ!!神聖なエルグランドの地で魔力をぶっ放している馬鹿者はー!?」


神木ルグドラの方面から、聞くからに怒っている声で叫んでいるエルフがこちらに向かって走ってくる。


*「お前達ここで何をしておるのだ!?」


声の主は第8部隊の隊長ランザードだった。前回の戦争であった時と少し違い、香色の髭を生やし、髪型も坊主頭になっていた。


「ランザード隊長お久しぶりです!そのー、これはキリエさんが腕試しをしたいと急に仕掛けて来た事で、、その僕は、、」


「説明はいいカイト、とにかく来てもらおうかお客人殿、どうやら貴女にはこの世界以前に、この里のルールというものを徹底的に叩き込まなければいけないみたいです、直々にこの私お教え致しましょう」


「えっ!?腕試しはカイトくんが!?ちょっ!お髭のおじさん!引っ張らないで下さ〜い!」


そのままランザードに引っ張られていったキリエ。


((最低だなお前))


((いつかプリンを持っていって、謝りにいくさ))


カイトはその後色んな人達に挨拶に周りに行った後、ウルミストへと戻っていった。



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