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【Ai執筆ifストーリー】最強スキルを授かったのに追放された俺、気づけば世界を救っていた【if】  作者: あぁ
第1章『追放と邂逅』

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第33話揺れる真実、選ぶべき未来


第33話(if):揺れる真実、選ぶべき未来


 ──試練の扉をくぐった先は、何もない空間だった。


 光も音も、地面すら存在しない。立っているはずなのに、どこにも足場はなく、ただ“在る”という感覚だけが現実を繋ぎ止めていた。


「ここは……精神の中……?」


 セレスの呟きに、空間がわずかに揺れる。


 それと同時に、ひとつの“映像”が浮かび上がる。まるで夢の断片のようなそれは、少女がただ、泣いている姿だった。


「これ……わたし……?」


 ルカが一歩踏み出すと、映像は変わった。


 誰にも声を聞いてもらえず、恐れられ、閉じ込められ、ただ“歌うこと”だけが自分を保つ術だった――過去のルカ。


 そして映像の中、幼い彼女が口にした。


「……助けて」


 その声に、セレスが静かに応えた。


「もう、大丈夫だよ。あなたの声を、私はちゃんと聞く」


 言葉が空間に溶けると、光が差し込んだ。


 現れたのは、以前姿を見せた“霊のような存在”。


「選択の時が来た。力を持つ者よ、その魂の核を示せ」


 その声と共に、四人それぞれの前に“試練の鏡”が浮かび上がった。鏡の中に映るのは、それぞれの過去、恐怖、罪──そして“本当の願い”。


 クロウの鏡には、血に濡れた手が映る。彼が救えなかった人々。

 エリスの鏡には、崩れ落ちた仲間の姿。彼女が裏切ったと信じている過去。


 セレスは、あの夜──すべてを捨てて歌ったあの日を見ていた。

 ルカは、泣きながらも歌い続けた幼き自分と向き合っていた。


 しばしの沈黙の後、セレスが口を開いた。


「どんな過去があっても、私たちは未来を選べる。たとえ“世界”に否定されたとしても、それでも──希望を諦めたくない」


 四人がそれぞれの鏡に手を伸ばした瞬間、鏡は砕け散り、光となって彼らを包んだ。


 霊なる存在は、初めてわずかに「感情のようなもの」を揺らがせた。


「……認めよう。お前たちは、ただの逸脱ではない。“意志”だ。魂の選択だ」


 その声とともに、空間が音を取り戻す。


「ならば、新たなる試練を与えよう。“この世界の真理”へ至る旅だ」


 空間が収束し、四人の意識が現実へと還っていく──。


 セレスは静かに目を開けた。

 仲間たちの顔を順に見て、そして、微笑んだ。


「行こう。ここからが本当の始まりだから」



---


次回:【第34話(if)】「世界の裏側、語られざる神の意思」

──選ばれし者たちは、ついに世界の根幹へと触れる。

あと10話ちょいで終わるかもです

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