誰!?
さいね「…お人形になりたい。」
SIDE→さいね
ゆめかちゃんと二階に来てみたけど…正直、お宝とか興味がない。ほしくないと言ったら嘘になるけど。お祖母ちゃんの家もあんまりお金持ちじゃないから、そのお宝で、お祖母ちゃんと楽に暮らせたらなとは、思ってはいるけど。私は、人と馴れ合うのが嫌い。でも、目に止まったグループにゆめかちゃんの名前があったから、来たんだけど。『廃偽迷生』の皆は個性が強くて気疲れする。大体グループ名なんなの?痛過ぎ…。とか、頭の中で愚痴愚痴言っていると、ゆめかちゃんが私の顔を覗き込んできた。
ゆめか「さいねちゃん?体調でも悪いですか?さっきも咳込んでましたが…」
この、優しいゆめかちゃんを見るとどうでもよくなる。ゆめかちゃんに心配かけないように首を横にふる。
さいね「全然大丈夫ですよー?心配かけてごめんなさい(-_-;)」
ゆめか「大丈夫なら良かったですよ〜♪うふふふふ〜♪」
ゆめかちゃんはとても楽しそうだ。怖くないのかな?私は少し怖いんだけど…。その時、近くで物音がした。
さいね「っ!!」
ゆめか「さいねちゃん?大丈夫です?怖かったら手を繋いで歩きましょ〜♪」
さいね「あっ、ありがとうございます!ゆめかちゃんは怖くないんですか?」
ゆめか「はい♪さいねちゃんと、小さい頃から持っているウサギさんがいるので平気ですよ〜♪」
なんて、そんな話をしていると、私達の行く手を防ぐように、立ちはだかる少女がいた。窓なんて開いてないのはずなのに、私達の周りをぬるい風が包み込むように吹いている。その少女は嬉しそうに笑いながら言った。
???「いい音聞こえた。その音の持ち主はだアレ?」




