八話 勇者とディオオーダーの三人+メロウが強すぎる
オークの集落に向かっている途中ディオオーダーの皆さんにいろいろと話を聞いた。
「あのすいません、鑑定スキルって知ってますか?」
「鑑定スキルねそんなもん、持ってるのは、勇者か異世界人くらいしかいないぞ。」
うーん、さすがはSSランク冒険者そんなことも知ってるのか。
「そうなんですねー」
ここはいったん流しておく。
「あれ、君、鑑定スキル持ってるよね。木村君。」
振り向くと強そうな装備で固めた若い青年がいた。
「あの?誰ですか?」
そう聞くと
「ああ、自己紹介遅れたね。僕はプルア・ジャック・ラビリンス、ジャック家の長男で勇者って呼ばれてるのが僕だよ。」
勇者様いきなり登場ですか。
「なぜ私の名前を知ってるんですか?」
「あれさっき、言ってたよね。鑑定スキルを持つのは勇者か異世界人って。」
ああ、そういうことか。
「今回はよろしくね。木村君。」
第一印象はチャラチャラしている若者って感じだった。
「そんなことはさておき、今回の戦略だけどまずは僕がオーククイーンを倒すまでの道を開いてくれ。王を失ったオークたちは統制が取れなくなる。そうしたら討伐は簡単だ。」
「じゃあ俺たちは勇者様にヘイトが向かないように立ち回る必要があるというわけか。」
「まあ簡単に言うとそういうことだね。」
簡単に言うけど普通に2500体のオークなんて勝ち目ないだろ。
「僕が勝てない状況になったら即撤退だからね。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「やっとオークの集落着いたか。」
「油断するなよ。」
「私もオーク倒すよ~」
メロウがそんなこと言っている。
「なあキムラさん、そいつ精霊か?」
レグロスさんが聞いてきた。
「はい。そうですけど。」
「なんか、神聖なオーラがあるんだが?」
「ああそれね、私はぶぅぅぅ!」
「何でもない何でもない。」
メロウの口をとっさにふさいでそういった。
なにかやらかさなきゃすまないのか、油断の隙もない。
「お、おう。」
周りは少し引き気味だった。
「まぁそれは置いといて戦闘開始だ!」
そういうと勇者プルアが魔法詠唱を始めた。
「終焉をもたらす闇、終末をもたらす風、二つ合わさり時、死をも恐れぬ力となれ!」
『アビスタイフーン!』
プルアが放った魔法はたちまちオークを吸い込んでいった。
≪アビスタイフーン≫
勇者プルアの使用するオリジナル魔法。風魔法と闇魔法の同時使用することで周囲のものを巻き込みながら吸収しさらに大きくなる。使用者が吸収されることもある。
「わぁ、掃除機みたい。」
メロウもプルアの大技を見て戦い始める。
「私だって戦いたい!ラッシングバーナー!」
≪ラッシングバーナー≫
火の精霊の使う強化魔法。使用すると火を纏い素早さが5割上昇するとされている。
「行ってくる~」
まあ大丈夫だろう俺より強いし。ディオオーダーの皆さんはどうなんだ?
「俺が指揮を執る。シュナイダーは弓矢で援護、ロマイルは強化魔法をキムラさんは、俺と前線でプルア様の道を作る。」
『了解!!』
「オーバーブースト!」
≪オーバーブースト≫
全ステータスを3割上げる特級強化魔法。
「ウイングアロー!」
≪ウイングアロー≫
一時的に羽を生やし、上空から矢を放つ特級魔法。
「自動解析ウザイな。自動解析解除ってどうやるんだ?」
≪自動解析が解除されました≫
「あっ、なんか解除された。」
「キムラさん危ない!」
レグロスさんがそう叫ぶが回避できず、オークの攻撃がクリーンヒットした、のだがダメージはなく、オークの持っていたこん棒が折れた。
「んん、なんだ⁉痛くないぞ?」
なんでだろうか?ステータス的に死んでもおかしくないはずだが。
「ああ、一応結界魔法張っておいたからオークの攻撃じゃ弾き返せるよ。」
メロウ有能すぎだろ。俺が弱いみたいじゃん、まあ弱いけど。
「やりやがったな。豚ごときが!抜刀術!」
俺の放った攻撃はオークの首を切り落とした。
「っしゃー!やってやったぜ!」
辺りを見渡すとほとんどのオークは倒れていた。
「おーい、キムラっちーみんな倒したよ。」
「こっちも終わったぜ。ざっと1000体といったとこか。」
1000体⁉俺が倒したの1体、、、まあよし!
「あっ、勇者来た。」
「あ!木村君。オーククイーンを倒したよ。そっちも終わった感じだね。おっ、木村君レベル上がってるよ。」
「どれどれ?確認するか。」
【 名 前 】 木村歩夢
【 年 齢 】 21
【 種 族 】 異世界人
【 職 業 】 多分勇者、一応冒険者、精霊使い(仮)
【 レベル 】 2
【 HP 】 90
【 魔力量 】 0 (+100)
【 攻撃 】 130
【 防御 】 40
【 すばやさ 】 110
【 スキル 】 中級火魔法、抜刀術、鑑定、潜伏、護身術、アイテムボックス(特大)
従魔 火の精霊メロウ
【固有スキル】レベル制限解除、経験値減少、戦闘時攻撃力増加、自動翻訳
「ホントだ。あんま強くなってねえ。」
というか勇者ってどんなステータスしてるんだろう?鑑定してみよ。
【 名 前 】 プルア・ジャック・ラビリンス
【 年 齢 】 20歳
【 職 業 】 勇者、大魔導士、剣帝
【 種 族 】 人、転生者
【 レベル 】 45020
【 HP 】 32100
【 魔力量 】 50000
【 攻撃 】 23000
【 防御 】 14800
【 すばやさ 】 34000
【 スキル 】 神級火魔法、神級水魔法、神級風魔法、神級雷魔法、神級闇魔法、超神級光魔法、
神級氷魔法、神級土魔法、神級自然魔法、神級魂魔法、最上級結界魔法
神級神聖魔法、神級空間魔法、テレポート魔法、アイテムボックス(無限)
神級回復魔法、神級防御魔法、神級火力増加魔法、鑑定、武装解除、竜舞流剣術
乗馬
【 加護 】 光の神ミルザムの加護、聖剣ヴァルキリーの加護
【固有スキル】 獲得経験値超増加、呪い無効、魔法耐性、物理耐性、レベル制限解除
戦闘時ステータス増加、自動魔力回復、魔法クールタイム無効、詠唱キャンセル
完全防御
「お前、人間じゃねえだろ!」
思わず叫んでしまった。
「おいおい、お前一応こいつは人間だぞ。」
「誰?誰がしゃべってるの?」
「俺だよ。ヴァルキリー聖剣だよ。」
「この世界は剣もしゃべるのかよ。」




