十三話 ダンジョン攻略開始
「ここがダンジョンか思ったより道がきれいだな。」
するとメロウが言う。
「こんなところに強い奴なんかいないからさっさと下のほういこう!」
頼もしすぎるさすがステータスの暴力。
「まだレベル低いからレベル上げしたいんだけど。」
改めてこの世界の経験値システムについて話そう。
経験値とは主にモンスター討伐、鍛冶、食事などで上がるものとされておりモンスター討伐に関しては最後にとどめを刺したものに多く経験値が得られる。そんな感じだが、俺には獲得経験値減少とかいう要らなすぎる固有スキルがある。固有スキルがゆえに解除が不可能というわけではないのだが、神級魔導士のみ修得できる呪い解除系スキルが必要となっているらしい。
「というわけでメロウがモンスターをボコボコにしてもらって瀕死のところを俺がとどめを刺すって感じで行きたいんだがどうだ?」
「ダサいよ。」
即答されたそうだけども。
「自分で戦って死んだろどうするの⁉」
「まあでも、キムラっちといると楽しいし死んでほしくはないな。」
危ない本気で殺させるところだった。
「でもキムラっち完全防御持ってるから大丈夫なんじゃないの?」
完全防御?
〈完全防御〉
物理攻撃および全属性の魔法攻撃、呪い、呪術によって与えられるダメージを無効化する。
「あ~こんなのあったな忘れてた。」
「まあそんなことどうでもいいから早くいこ。」
先に進むと敵が現れた!
「敵だ!ゴブリンだどうしよ!」
「落ち着いてキムラっち、あいつはザコだからその剣で首を切れば一撃だよ。」
「そ、そうだよな!行くぞ!」
俺の放った攻撃は敵を真っ二つに切断した。
「倒した⁉俺TUeeeeeeeeeeeeee!」
「いやいや調子乗りすぎ、というか火魔法纏わないの?」
「えっどういうこと?」
メロウが言うにはこの世界では剣術を使う人は魔法を纏う属性付与を行うことで戦闘能力をあげているらしく火魔法を刀に纏わせると火の攻撃をできるようになったり風魔法で竜巻を生み出したりなどできるらしい。
「魔法を使うときは心臓から腕を意識して魔力を流す。」
「やってみるか、心臓から腕へ魔力を流す。わぁ!燃えた!」
やってみると意外とできるもんだった。
「またあそこにゴブリンいるから練習してみたら。」
「OKやってみる。斬撃。」
軽く剣を振ると火の斬撃を放ちゴブリンが焼死した。
「できてるじゃん。あとは魔法を成長させるだけだよ。」
そんな感じでメロウに指導されながら進み一層のボスエリアまで到着した。
「あれ?結構人がいるな。」
話によるとダンジョンにもマナーがあってハイエナする奴が出ないように順番を設けて、入れるのは一パーティーずつ待つ、いわゆるボス部屋待ちというわけだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「やっと順番回ってきた。」
異世界で買った魔力で動く腕時計を見ると17時になっていた。
「15時にもぐり始めて2時間ってとこか1層目で2時間かかるってきついな。」
「まあ下に行けば行くほど人が減るから大丈夫じゃないかな~」
「そんなこと言ってメロウは何層まで行く気なんだよ?」
するとメロウは自信満々に言った。
「もちろん最終階層まで行く気だよ!」
頼もしい限りですわ。
「そんじゃボス戦行きますか。」




