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22話

えー、この度投稿をズル休みしてしまい誠に申し訳ございません。はいそれだけです。クリスマスと正月の番外編は未完成に終わりました故また来年になりそうです。いや今年の最後ですけどねーもう既に。


て事でよろしくー(シャルロット)

22話




朝6:00


目が覚めた私は体を起こした。一瞬にして記憶が取り戻され状況を理解しようとせずとも理解する。夢と現実を分けて即座に区別し覚醒する。人間の特殊能力だ。


人は現実と夢を区別し寝る時は現実を忘れて特異な夢を見る。そして、目を覚ます時は夢を忘れて現実を直視する。なんの夢を見たのかを覚えているのならば、その人は寝る時に現実を忘却出来ていなかったのか、或はまだ完全に覚醒していないから、の二択である。


厨二病は置いておいて…


横を見ると、明里ちゃんの寝顔が晒されている…事は無い。


キャンプにてテントの中、休眠を取った。テント内で寝ている皆の顔を伺う事は出来ない。


彼女等は寝袋に頭ごと潜り混んでいる。その為彼女達の顔は見えない。


私は立ち上がってテントを出る事にした。


しかし!!


その前に着替えて寒さ対策をしないとだね。風邪は引きたく無いのです。


私は着替えを手早く済ませ、テントから出る。さあ朝の散歩を始めようか。


何故か外で日陽夜ひびや)君が寝ていた。胡座をかいて、左足で腕を支え、頰に手を当てて寝ていた。右手には何故か散歩用の木の棒を持っている。


(日陽夜君は何をしてるんだ?)


私は彼に近付き返事をかける。


「日陽夜君、寝てるとこ悪いんだけ起きてくれないかな?」


私が投げた問いに腕がピクッと動いた。どうやら聴こえてるらしい。


「なんで外で寝てるのかな?」

「……………………………………………」


日陽夜君の腕が震えている。良く顔に意識を向けると此処から目が泳いでるのが分かる。


(ふむ、目が泳ぐ程の動揺……一体何をしていたんだ?)


日陽夜君が考えて出した答えがこれだ…


「……散歩してました」

「そうですか…朝早いんですか?」

「…違います」

「何言ってるんですか、6時ですよ、立派に早朝ですよ」


ちょっとボケて見ました。


「あ、ハイ、ソウですね」


狼狽えてますね。片言です…はい、カタコトです。


「では私は散歩に行って来ますね」


私はここいらで散歩に出る事にした。しかし、日陽夜君が此処で散歩に参加するとは思いませんでしたね。


「……あ、あの、実は…僕も今から散歩だったんです」


(え?)


先程散歩してましたって言いませんでしたっけ?


「さっきこれから散歩するって僕言いましたし、一緒にでも」

「ああ、はい、良いですよ」


(さっき完全に「散歩してました」ってましたけどねー!!過去系ですよ!)


此処はスルーするのが優しさです。


「では行きましょうか」

「はい」


私達は散歩 (ランニング)を始めた。


30分程で帰宅して、朝食の準備を手早く始める。外は寒くて、走っても体が温まる程度で汗は出なかった為シャワーの必要は無い。キャンプ場のシャワーは余り健康に良く無いので前世では一度もキャンプで浴びなかった。


(さて、朝食は私が作りましょうかね…暇だし)


日陽夜君が私に近づいて、


「あの、朝御飯をこれから作るんですか?」

「そうです、手伝いますか」

「あ、いえ料理は出来ないです」

「そうですか、料理は出来るようになった方が良いですよ、見て覚えてください」

「え?」


急に話が進み彼は狼狽えた。何故か見て覚えろ宣言をしましたし、当然ですかね?


私は料理器具をテーブルに置いて材料を冷凍箱から取り出す。日陽夜君も律儀に見て覚えろ宣言通りに座る場所を確保し、見る準備を終えた。


これから約30人分の朝食を作らなきゃならんのだ。急ごう。


味噌汁を鍋二つ分作る。具沢山の味噌汁です。


人参、白菜、大根、ワカメ、厚揚げ、豆腐、ごぼうを入れた。


味噌汁と同時進行で 出汁、塩、砂糖で卵を焼く。三種類だけだ。


次にベーコンと目玉焼きを作る。スクランブルエッグも忘れずに、胡椒をかけとく。


その時同じくして、パンケーキを作る。パンケーキの元は昨日の時点で完成していたので焼くだけ。


そして最後に果物を切る。全部やるのに30分以上はかかった。


大分集中していた為、見物人が増えている事に今更気づいた。口を開けたものや拍手するのもいる。


さて、食べよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


鹿座 義善


空いた口が塞がらん。化け物だ。朝食を、測ってないが俺が来てから20分でたった一人で六種類も作り上げた。一種30人分だ。巻卵を抜けば大体80人前じゃないか?


料理を作る姿、それは正に踊る様に作っていたようだった。くるくるとゆっくり回り、1秒の内に2と半分回包丁を叩き忙しく体も腕も足も指をも器用に動かしていた。まるでなぞっているかのように、全てが繋がるように一連の動作で紡がれていた。


一人で一体どれほど作るつもりなのだろうか。


横から生徒が緊張した面持で食事の許可を得る姿に、俺もつい同じ事をしそうになった。


「あ、あの、これ、食べても、良いでしょうか?」

「え?ああどうぞどうぞ」


そう言いながら作った本人も美味しそうな顔で自分の作った料理を食べていた。


「皆さんも是非召し上がってください」


これは伝説になるだろうか?






本当に申し訳ない。

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