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21話

よろしく

21話



みっちゃんの班も料理トラブルあったようだが、私の手助けあって難無く問題解決した。


「さっちゃん、ありがとね」


みっちゃんからのお礼も貰ったし、


「良いって事よ!」

「ふふっ、なにそれ、なんのアニキャラ?」

「えーっと、覚えてない!」


ふはは、みっちゃんにはアニギャグが通じるのだ。


「覚えてないって、あはは」

「昔くらいしかアニメ見てなかったから、古いのしか分かんないんだもん」

「最近のは見てないんだ」


前世(むかし)は毎日アニメ見てたが、今世は全然見てない。所謂オタクでインドア派な御蔵(オレ)は暇あればゲーム暇あればアニメだった。


同じアニメを見た最高回数23回と言う自分なりに結構な経歴を持っていたくらい暇を無駄にしていた。


(こう考えると私って今でも駄目人間だな〜、なにせ、よくよく考えると私「絶対変わってやる!」なんて思ってた癖して自分じゃ変えられなかったし。今にして思えば前世(むかし)も人に感化されてアニメを見始めたからなー。今回変われたのだって周りの、周囲の人間関係のおかげで自分で変わる為の流れを作った訳じゃない。私の周りの人達がああいう人達だからこそ作られた流れに流されて私は私になったんだなー)


人は一人では変われないという事を改めて認識した美咲であった。


「さっちゃん?」


みっちゃんの心配する声が聞こえるな。


(今思うと、女の子っていつのまにか仲良くなってたりするんだよね〜、なんか気づいたらみっちゃん、さっちゃんなんて呼び合う仲になってるし)


またみっちゃんの心配する声が。


「さっちゃん!」

「うえっ!?」

「どうしたよ、上の空だったよ」

「え、あ、いやーなんか人って案外変わらないんだなーと思って」

「?どういう事?」

「いや、私も分かんない」

「??」


あ、今の仕草可愛い。じゃなくって。


「んーなんかボケーっと考えてたの」

「ふーん、そっか〜さっちゃんもそういうお年頃かー」

「え?」

「いやーそっかそっかーさっちゃんも女の子だもんねー」


あ成る程そういう事か。でもなんでそんな考えに至る訳?


「いやいやいや、なんでそんな風になるの」

「上の空になるくらい想って(・・・)たんでしょう?」

「だからなんでそうなるの!?」


いやほんとだよ、まだそういうお年頃じゃないし、いやお年頃だな…でもでもでもまだ好きな人は居ないし。しかも前に攻略なんかされたくないって決めたし。好き人も居ないし。うん、違うよ。


「ホラーやっぱり、まだ(・・)なんでしょ?」

(なんでええ、私今声に出して無かったよねええ)

「地、血がうよ!」

「字が違う字が違う」

「いや口で言ってるんだから字なんて分かんないでしょ!?」

「もう、さっちゃんはいじめやすいんだから」

「いじめないでよ、もう」


全くみっちゃんは酷いなー、私ってガード高いんだからいじめ易くないよ。ね?


え?分かんない?そう。


(作:貴方、流されてるんですよ〜)


「ふふっ、あはははは」

「あ、みっちゃん笑わないでよ」

「ププクスクス、油断しちゃうと取られちゃうよ」

「だから、居ないって」

「ふーん」

「ああ、信じてない」


なんて茶番がありました。


(やっぱり女の子は凄いな。いつのまにか仲良くなってるし…私も今は女の子だからわかった事だね)


前方に門田先生がいた。


「あ、先生…あのお夕飯買わさせてしまってごめんなさい」

「ん?ああ、気にすんなら。あの場の雰囲気とか色々直す為なら安いもんさ…まあでも、これが問題で教員職を失ったらまた仕事探しせにゃならんがな、蹴ったのはわいのせいやからしゃあない」

「え?大丈夫何ですかそれ?」

「ああ大丈夫や」


門田先生のクラスはやはりこの人に慣れてるのは明白。みっちゃんも簡単に何を言ってるのかが分かるようだ。


たまにこいつってば何言ってんのか分かんない時があんだよねー。


ていうか、こいつ年取ってるせいか見た目がおっちゃんだなおい。若い時はこんな髭髭して無かったのに。


「ん?何やわいの顔ガン見して」

「いえ、なんでもないです」

「そかそか」

「じゃみっちゃんいこ?」

「へ?う、うん」


さて、それじゃみっちゃんとの楽しい会話を楽しもう。


「さっちゃん門田先生の事をどう思ってるの?」

「ん?なんで?」

「さっきみたいに、門田先生の事じっと見つめる事があるんだけど、もしかして気があるのかなって」


あー、先生の事を良く見る事が確かにあるな、でも気がある訳じゃ無いよ。


「え?ないない、先生に気なんて無いよ」

「そっか」

「ただ、優しい先生だなって思って」

「やっぱり気が…」

「だから気があんじゃなくて、なんかこう…なんだろ?」

「なにそれ、結局分かんないじゃん」

「えっへへ」


うーん、なんか私少しずつ性格が適当になってきたような。


_______________________


みっちゃんとの楽しいお話の時間は終わった、さて私も時間だし、自分のキャンプ場に戻らないと。


そして、私は真希ちゃん達のいる場所へ向かった。


女の子になって会話が楽しくなったな。男だった頃は一緒に行動するのが楽しかったなー。なんでこうも違うんだろう。


「あっさっちゃん」


真希ちゃんに見つけられて呼ばれたようです。


「どうしたの?」

「あのね、風間くんがプリンプリンって壊れたように言うの」


(あっ……)


そう言えばあの時、


「えと、じゃあ、その、作って貰ってもよろしいでしょうじゃ」

「…ん?」

「あ、あ、あ、(か、噛んだ!)」

「ふふ、良いよ」

「えっと、ありひゃとうございます!!」


そのあと、凄く幸せそうな顔でプリンプリンてリズム良く買い物を済ませた。


私はその事を思い出し、


「じゃあ、プリン作ろうか」

「うん!」


ふむ、今視線感情 (他人の視線からその人の感情が漏れ出るもの)をオンにしてみたが、どうやら少し真希ちゃんは風間君に好意を抱いているようだ。


その後、風間君は黒蜜プリンを食べて幸せそうに夜を起きたまま過ごしたのは美咲の知らない事であった。











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