第20話 魔王城へ
ちょっとばかり、書き方を変えてみました。
――の後にキャラの思ってること~みたいな感じですね。
戦闘中にアルゼリアが転移して逃げようとしていたので、腕をつかみ一緒に転移すると目の前に広がっていたのは先を見る限りどこまでも広がっているかのような廊下、血のような赤色をしたカーペット、傾いた額縁に入れられた所々破けてる絵画等と言った、THE お化け屋敷と言った風体の建築物の内部だった。
「何処だよここ」
――まぁ、奥の方から大量の魔力反応がこっちに来てるから魔王城とかだと思うけど。
とりあえず突っ立ってても仕方がないので薙刀を一閃して、床に転がって死にかけていたアルゼリアの首を飛ばして廊下の奥に向かって歩いていった。。
――てか暗いな、ここ。
「|《灯火》《トーチ》」
小さな炎を作り出す魔法で辺りを照らしながら奥へ奥へと歩いていく。
ふと、俺の耳が大量の走る足音を捉えた。
こちらに向かって来る大量の魔族たちだ。
――先手必勝!
俺はディアスティマを魔族たちが向かって来る廊下の奥に向けて魔法を発動した。
「|《隆起する地面》《アースグレイブ》」
自分達が立っている足下の地面が一気に天井まで隆起して、俺が指定した範囲内に居た魔族たちが天井と隆起した床に挟まれてぐちゃぐちゃに押し潰された。
隆起させた地面を元に戻すと上の方から骨が身体中から突き出た魔族が数体落ちてきた。
「うわっ、汚っ」
自分でやったくせに臓物を撒き散らしたり、骨を飛び出させていたりする魔族たちの死体に辟易としながらも、着々と奥へと進んで行く。
しばらく歩いていると、また俺の耳が大量の足音を捉えた。
また魔族たちだろう。
――うへぇ、まだいんのかよ。
さっき数十体以上の魔族たちを倒したばかりだと言うのにまた現れる悪魔たちの数の多さに早くもうんざりしつつ、真っ向から迎え撃つ。
「《氷結龍|の狂乱》《ドラゴニカル》」
氷の龍を作り出してこちらに向かって来る魔族たちを喰らわせる。
氷結龍は魔族たちを咀嚼しながら魔王城の廊下でのたうち回り周囲を破壊しながら魔族たちを殲滅していった。
役目を終えた氷結龍は次第に小さくなり、終いには跡形もなく溶けて消えてしまった。
「さっさと行きますか」
氷結龍によってもたらされた破壊と殺戮の証明である血と臓物に目をくれることもなくさっさと奥へ歩いていく。
それ以来魔族たちの襲撃を受けることなく順調に奥へ奥へと歩いていくことが出来た。
しばらく歩くと前方に巨大――高さ30mはあるであろう―な扉が現れた。
近づいて開くのもバカらしくなった俺は魔法で扉を吹き飛ばした。
「|《爆裂》《エクスプロージョン》」
ゴォォォォォォォォンンッッという凄まじい轟音をたてて木っ端微塵に砕かれた先程まで扉があった場所を悠々と潜る。
その先は巨大な広間となっていて奥には玉座が置かれており、その玉座には何者かが座っていた。
「どうも、始めまして」
玉座に座っていたのは女だった。
清楚なイメージかがある黒のセーラー服に……
――セーラー服?!
そう、セーラー服だ。
まぁ、百歩譲ってセーラー服はいいとしよう。
しかし、あの胸。
女の胸部にはメロンが詰め込まれていた。
「デカ……」
気がついたら思わず声に出してしまっていた様だ。
女は俺の視線に気づくと、バッと左手で胸を隠し右手人差し指を俺に向けて叫んできた。
「どどどどどどどどこを見ているのだっ?!!」
――どが多いな。
「胸だ」
きっぱりとそう告げる。
すると女はまたあわてふためき、叫んだ。
「ははははははははは破廉恥なっ?!」
――うん、はが多い。
「それより、お前はだれだ」
「おまっ?!ゴホン!よくぞ聞いてくれた、我は魔を統べる王!魔王フィレルミアなり!ハーハッハッハッハッ!ハーハッハッハッ――ゴホッゴホッ」
「お、おい大丈夫か?」
俺がフィレルミアを心配すると彼女はキリッとした表情に変わり、話し出した。
「敵を心配するとは余裕だな。我は魔王だぞ?」
「あぁ、知っているさ。でもな、戦いの前にこうして敵と話すのも一興じゃないか?」
「ふっ、面白いやつだ」
「そりゃどーも」
「しかし、我は魔王。この玉座の間に来た者とは戦わなければならない」
「そうだろうな」
「故に貴様とも戦わなければならんのだ」
「そうだな――あっ、そうだ!」
「何だ?」
「お前さ、俺に負けたら俺と契約しろよ!」
「契約?」
「そ、武装契約」
「面白い、よかろう。しかし勝てれば、だぞ?」
「あぁ分かってる」
「手加減は無用だ」
「あぁ」
「それでは、始めよう!どちらが上かはっきりさせようではないか!!」
フィレルミアは集中して魔力を練り上げる。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ――禁呪・|《怨鎖》《ギルディアスチェーン》!」
いつも読んでいただきありがとうございます!
誤字脱字などありましたら気軽にご指摘ください




