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第19話 ミカエラ&シエテVSゼスフィリス

 私とシエテはシンゴに言われて北に居る筈の悪魔のところへと向かっています。

 本来なら馬車などを用意するのでしょうがそんなことしていられるような状況でもないので仕方がありません。

 かれこれ十数分走り回ったでしょうか。

 シエテが怪しい一軒の廃屋を見つけました。


「姫様、恐らくここに」

「はい、行きますよ」


 シエテは私の言葉に力強く頷いて廃屋の扉を開けて中に入った。

 廃屋の中に居たのは胸元のざっくり開いた深紅のドレスをまとった豊満な胸を持ち角と尻尾、翼を生やした女性の悪魔でした。


「あらぁ、どなたかしらぁ?」


 女は鼻にかけた声で私たちに話しかけてきます。


「私はミカエラです」

「シエテだ」

「ワタシはゼスフィリスよぉ、何の用かしらぁ」


 気持ち悪いです、この女。

 鼻にかけたような声、くねくねとした体の動き、何もかもが気に入りません。


「貴方を殺しに来ました」

「あらぁ、怖いわぁ」


 こちらをバカにしたようなニュアンスを含んだ言葉ですね。

 不愉快です。

 私は懐から扇子を取り出して構え、シエテは剣を抜いて構えます。


「ワタシも死にたくはないからぁ」


 そう言ってゼスフィリスはどこからか弓を取り出しました。


「ここじゃ狭いわぁ、外にいきましょぅ」


 ゼスフィリスは廃屋の壁をぶち壊して外に出ていきました。

 私たちもそれに続いて外に出ます。


「さぁ、始めましょぅ」


 ゼスフィリスは矢をつがえずに弦を引き絞り離しました。

 魔力で作られた矢が私とシエテに向かって飛んできました。

 私はバックステップで避けてシエテは盾で弾き、一気に距離を詰めて攻撃しています。

 この隙に。


「シエテ、時間を稼げ!“舞う”ぞ!」

「はっ!」


 シエテに時間を稼がせて私はその間に《剛剣の舞い》、《神速の舞い》を舞った。

 二つのスキルで攻撃力と素早さを上昇させて、一気にゼスフィリスの懐に入り込み攻撃を加える。

 シエテに盾をぶつけられてよろめいたところに私が右の扇子を叩き込み、さらにそこをシエテの剣が襲う。

 しかしゼスフィリスはシエテの剣を避けて距離をとり、弓を構える。


「なかなかやるわねぇ、これならどぅ?|《罪の蕀》《ギルティソーン》!」


 ゼスフィリスが左手を振るうと私たちの足下から真っ黒い蕀の付いた蔦が出てきて私たちの足に絡み付いて上へ上へと上ってくる。


「なにこれ、痛っ」

「くっ!」

「それはねぇ、動けば動くほど体に食い込んでダメージを与え続けるのよぉ」


 蔦を外そうと動けば動くほど体に蕀が食い込んできて余計なダメージを負う。


「一気に決めちゃおうかしらぁ|《鮮血降矢》《ブリガンティア》」


 ゼスフィリスが宙に向けて弓を引き絞って放つと、深紅の魔力が私たちの上まで飛んできて拡散して小さな矢となって私たちに降り注いだ。


「くぁぁぁぁぁっ」

「ぐぅぅっ」


 ゼスフィリスは矢をうけている私たちを見て木上で高笑いをしていた。

 その姿を見ると無性にイライラして、絶対にぶちのめすという思いが生まれた。


「くっそがぁぁぁ!《蒼剣扇》!」


 私は必死の思いで扇子の先に気を溜めて《蒼剣扇》を発動して罪の蕀をバラバラに切り裂いてその戒めから脱出した。

 そして、同じようにもがき苦しんでいるシエテの罪の蕀も切り裂いた。


「な、なに?!」


 ゼスフィリスは驚いた顔をして枝から足を踏み外し、地面に落ちてきた。


「シエテっ、一気に決めるぞ!」

「はいっ!」


 私が左シエテが右に立ってゼスフィリスに向けて走り出す。


「はぁぁぁぁぁぁぁ――」

「グラバルト流剣術・刹の型――」


 そして、ゼスフィリスとすれ違い様に攻撃を加える。


「《蒼剣扇》ッッ!!」

「《羅刹刃》ッッ!!」


 私の蒼剣扇がゼスフィリスの体を真っ二つにし、シエテの羅刹刃が真っ二つにされたゼスフィリスの体を細切れにする。

 後に残ったのはゼスフィリスが使っていた弓だけだった。


「はぁっ、はぁっ」

「くっ」


 戦いが終了した安堵感から私とシエテは座りんでしまった。


「はぁっ、帰りましょうか」

「そう、ですね」


 私はゼスフィリスの使っていた弓を拾うとシエテと共に来た道を王都へと引き返していった。

 疲れていたので王都に着くまで、来たときの倍近くかかってしまいました。

 そして、ようやく王宮に着きました。

 私たちが動いた甲斐あってか思考操作も収まり、事態も終息に向かっていました。


「あっ、藍玉さん」

「む、ミカエラとシエテか」

「はい、藍玉さんが一番最初ですか?」

「の、様だな」

「シンゴは?」

「マスターは少し出掛けている。ん? その手に持っている弓は?」

「そうですか、これは敵が持っていたやつですよ」

「うぅむ、我も持ってくればよかったか」

「持ってこなかったんですか?」

「消し炭にしてしまったのでな、何も残らなかったんだ」

「そ、そうですか」


 私はその話を聞いて素直に恐ろしいと思いました。

 見ればシエテも顔がひきつっています。


「アインさんとセナさん、遅いですね」

「アイツらはまだ弱いからな、まだかかるだろう」


 私もそう思っていたのですが三十分経っても、一時間経っても二人は帰ってきませんでした。

 私たちはこれはおかしいと思い、アインさんとセナさんが向かった南へと二人の消息を確認しに向かいました。

 しばらく南に向かうと誰かが戦った様な跡のある廃寺院に着きました。

 するとそこに居たのは、体を真っ二つに切り裂かれた悪魔と思われる者と、ギリギリ薄皮一枚で繋がっているもののもう息のないアインさん、倒れているものの息はしている気絶しているだけのセナさんがいました。

 藍玉さんのブレスで悪魔とアインさんの死体を燃やしてもらい、セナさんを私たちが乗って来た馬車に乗せて王宮に帰りました。

 セナさんが目を覚ましたのは、王宮に着いてからセナさんを寝かせて三十分ほど経った後でした。

 はい!どーも、忍野です!

 いつも読んでいただきありがとうございます!

 今回は皆さんから公募したいものがありましてですね!

 公募したいものって言うのは、剣術とか魔法とかとかですね!

 その剣術・魔法の名前、属性、どんな感じの剣術・魔法なのかとかを感想として送っていただければと思います!

 あ、流派とかは気にせずにどしどし送ってくださいね!

 これは!と思ったものはどんどん採用していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

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