9話 登場！
・・・おっ、動きだしたか。
というかボンドエル睡眠薬でも盛られたか？
流石に…いや、ありえるか。
どうでもいいけど。
さて、つけますか。
「よいしょっと、マリーちゃん少しストーカーしてきますね」
「あっ、うん！」
もうちょっと注意してもいいんでないか？
マリーちゃんが伝えるはず無いと思ってんのかな？
あっ、先生だ。
「先生！あれ」
「どうしました？・・・あーなるほど、注意しないとですね」
「いや、そうじゃなくてですね。これをこうしてゴニョゴニョ」
「あはは。面白そうですね。良いですよ」
「ありがとうございます」
さぁ、始まるな。
秘密兵器も用意したし…！
「そうか。なら逃げるだけだな」
よし、次ぐらいに息切れしながら行くか。
「逃げれるなら逃げ「ボンドエル！！」…ルリシア・エリオーヌ」
「コグアナ・アベルですか…強敵ですが私に勝てるとでも？我が姉弟」
きまったぁぁぁぁぁぁぁ！！
って全員でかかってくる？え？え？え？
だが、私にも作戦あるんだ！
それは…！
虫のお人形だ！
アベルはゲームでも虫苦手設定でギャップ萌えさせてたし、体育では平気そうな振る舞いをしていたけど顔引きつっていたし、いけるっ…！
「キャァッ！虫ぃ！」
「！？だどっ、でばずぐえなえなはややかやわなやは」
ぶほぉっ。あははははははははは、お腹痛い…ふははは
「アベルおちつけ！あれは玩具だっ！」
ちっ。バラすなよ。
まぁいいけど。
「ルリシアァァァァァア！！！！」
「プギャァァァァ。我に勝てるなど百年早いわ」
「あぁ！？」
さて、もうすぐ先生がくる頃か…？
「はぁ…。全員こっち来い」
さて、私は帰るといたしましか…。
「バイバーイ」
「お前もだ」
えええええええ。
ワタシ、被害者デース
・・・冗談は置いておいて。
「ボンドエル、大丈夫…？」
「あ、はい。大丈夫です。お嬢様は……？」
「ん？あははは、まあ、指一つ触れられてないからね」
「それは、良かったです。・・・？お嬢様、その瓶は」
「へっ！？あ、大丈・・」ガンッ
あっ、やっべぇ
「落ちましたよ…胃薬ですか？」
「まあ、急展開すぎてねぇ」
あぁ、本当に急展開だわ
「・・・お嬢様、これからも仕えます」
「う、うん」
え？あっうん。
なにこの展開。
いや、知ってるよゲームでやったよ。この展開。
だが、思い出せない…！
思いだしそうなのにぃ・・・
