第2話:沼津出身JC、駿河明里 爆誕!
【前書き】
前回、「異世界転生か!?」と思わせておいて、まさかの沼津でした。
今回は主人公がついに新しい体で目覚めます。
そして、この物語を動かす”あるシステム”も登場!
それでは、第2話をどうぞ!
第2話 沼津出身JC、駿河明里 爆誕!
朝日の眩しさで目が覚めた。
「あれ……私、昨日仕事して……過労で倒れて……」
ゆっくりと目を開ける。
知らない天井。
昨日まで寝るだけだったワンルームのアパートとはまるで違う。
木目の見える天井。
畳の香り。
昔ながらの和風な一軒家。
「……ここ、どこ?」
いや、そんな寝ぼけてる場合じゃない!!
「会社行かなきゃ!!」
反射的に飛び起きる。
その勢いで、部屋の隅に置かれた大きな鏡に、自分の姿が映った。
「……え?」
鏡の前まで歩み寄り、目をこする。
「ん? ……んん!?!?!?」
背が低い。
手も小さい。
顔つきも幼い。
肌も信じられないくらい綺麗。
どう見ても、中学生くらいの女の子だ。
「え、え、え……?」
夢じゃない。
頬をつねる。
普通に痛い。
「これって……まさか……」
転生ってやつ!?
「どうしよう、本当に転生しちゃった……。」
魔法は!?
「ファイア!」
……
何も起きない。
「ウィンド!」
……
やっぱり何も起きない。
「おかしいなぁ……。」
ふと、窓の外が気になった。
障子を開ける。
目の前に広がる青い海。
どこまでも続く青空。
そして堂々とそびえ立つ大きな富士山……
「ここは!!!!」
一瞬息を呑み――
「めっちゃ日本じゃねぇか!!!!!!」
異世界感ゼロ。
どう見ても日本。
むしろ景色が良すぎる日本。
頭を抱えていると、一階から声が聞こえてきた。
「あかりー? 学校遅刻するよー!」
「……え?」
学校?
「明里ー! 朝ごはん冷めちゃうよー!」
「は、はーい!」
懐かしい、お母さんのような優しい声。
しかも名前まで同じだからか、反射的に返事をしてしまった。
「学校ってことは……私、中学生なの!?」
制服らしきものを手に取り、慌てて着替える。
その時だった。
ピコン♪
「ん?」
机の上に置かれていたスマホが、突然光った。
ロック画面には見覚えのない通知が表示されている。
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実績解除
『沼津ビギナー』
ようこそ、沼津へ。
進行度:0%
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「……は?」
沼津?
実績?
進行度?
「なにこれ……ゲーム?」
意味が分からないまま、スマホの画面を見つめる。
だけど、一つだけ確かなことがあった。
私は――
“沼津”という場所で、新しい人生を始めるらしい。
【後書き】
最後まで読んでいただきありがとうございます!
「実績解除システム」がついに始動しました!
これから主人公は沼津を巡りながら、さまざまな実績を解除していきます。
次回は初登校!
転生先の学校生活と、初めての「沼津」をお楽しみに!
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