処遇の決定
「だが何故そこまでして私を消したがる?」
「さぁね、それは解らないよ。ただ、アレらは確か協会関係者だったと思う。バ会長は何をしているのかと思うね。馬鹿でも人の命を軽々しく奪うような奴ではないからねー。」
また長々と、そんな事を言ってみせた。
「センリと知り合いか?」
センリとは協会長の事で、魔王も知り合いもようだ。
バ会長というのはスルーした。
「そだね。てか、結局何しに来たの?」
本当に何もなしにわざわざ来たりはしないだろう。
ずっと疑問に思っていたので聞いてみた。
「もう少し後で伝えようと思っていたが・・・お前の処遇が決まった。」
「早いね。で何。」
「私の嫁だ。」
「え、ヤダ。」
即答だった。
しかもいつもの気だるそうな表情ではなく、心底嫌そうな表情だ。
「仕方がないだろう、一番効率がいいのはこれだ。」
とりあえず、勝負に負け『好きにすればいい』と言ったのは羽雪だ。
当然、拒否権はない。
「某がコチラの世界、魔王の目が届く場所に置きたいのなら専属侍女にでもすればいい。」
「陛下は貴女を女避けにつかいたいだけなのですよ。」
またも突然聞こえた声。
リレイアの後ろを見るとネーヴェがいた。
「ネーヴェ・・・」
リレイアはネーヴェを恨みがましく見やるが、ネーヴェは微笑み返すだけだ。
「ふぅん、別にいいけど。」
羽雪は興味がないというふうに再び本に目を通し始める。
それに、何がおかしいのかネーヴェがクスクスと笑った。




