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お城に到着

「誰ですか?その人。」



 そう聞いてきたのは執事らしき人。淡い水色の髪に同色の瞳、左目に銀縁のモノクルをしている。

整った顔立ちで、美しいというより可愛いといったかんじだ。


「某は勇者だよ。この人に負けちゃってね。」


「連れて来たのですか?」


「そうだ。どうするかはこれから決める。」



 そう言って、去っていってしまった。

 羽雪はどうしたものかと、青年に目を向けた。

青年も同じような事を考えていたのだろう、羽雪と目が合う。


「あー・・・僕はネーヴェです。」



「某は羽雪、羽に雪で・・・こちらにも漢字はあるの?」



「はい、ありますよ。」



 ニッコリと笑い、答えてくれた。



「では、お部屋にご案内しますね。」



 羽雪はコクリと頷いて、後についていった。

多分喋るのも面倒な事に入っているのだろう、彼女は基本無口だ。



「ここです。」



 階段を三度程上ってすぐの部屋。



「何か用があればお呼び下さい、すぐに来ますから。」


 頷き、了承した。


「図書・・・・資料室ってある?本読みたい。」



「かしこまりました、こちらです。」



 何も言わず、資料室に案内してくれた。




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