注意と言う名のお説教
「何故謝る。」
「怒ってる。」
「怒ってはいない。」
「・・・・怒ってる。」
「・・・・」
珍しく、羽雪は引かない。
そんな羽雪にジットリした目線を向け、リレイアは重々しく口を開いた。
「お前は、自覚が足りない・・・」
その言葉の意味を羽雪は理解できなかった。
「どういう意味?」
怪訝そうに眉を顰め、そう問いた。
その反応にリレイアは深くため息を吐き、やや間をあけて再び口を開く。
「そんな服装で出歩くな。」
「?」
服装―――というと、今の羽雪の服装はネグリジェだ。
確かに出歩くべき服装とは言えないが、羽雪は何とも思わないらしく首をかしげている。
「お前・・・・」
若干呆れられてしまった。
「意味解らない。」
意味も解らず呆れられたので、羽雪はむくれた。
羽雪の変化に気付くのは、困難だ。
「鈍いな。」
「鈍くは無いよ。」
ムキになって言い返してくる辺り、彼女は意外と幼いらしい。
彼女は知識欲狂とも言えるくらいに探究心が豊富だ、自分の欲に正直だからこそ偏るのだろう。
羽雪は本当に、鈍かった。
「実際そういう目に合わないと、無理か。」
ため息を吐き出すように言うと、羽雪をすぐ後ろのドアに押し付けた。
「!?」
「羽雪・・・・」
耳元で、囁くように呼んだ。
内心で混乱しながらも、リレイアを押し返そうとするが腕は掴まれて使えない。
「こんな状況に陥っても、相手に非はないぞ?」
自嘲しろよ☆
と、リレイアは言いたいのです!!言葉での注意は小姑っぽいですがわからないのなら仕方がない実力行使(?)・・・みたいな。
そして羽雪は鈍感ですね、超鈍感ですね。そして幼いという・・・




