弁解の後暗雲?
「別に、某はアレに気に入られたわけじゃないよ。」
すぐに復活して言葉を切り返す。
「魔王様をアレ呼ばわりか。肝が据わってんのか馬鹿なのか・・・」
「時間の無駄。」
一言言ってグレンを睨む、効果はいまひとつないようだが。
「つれないねぇ。そういうの、夢中にさせたくなる。」
またも羽雪は意味がわからない。
頭はよくてもこういった類のことには鈍いらしかった。
羽雪が必死に考えていると、グレンの腕が腰に回され体を密着させられた。
「ッ・・・何。」
顎を救い上げられ無理矢理目を合わせられる。
思いの外近距離にあったグレンの顔を見て、僅かにうろたえてしまった。
「ふぅん・・・無表情で無愛想だからよくわかんなかったけど、けっこう可愛い顔してんのな。」
顔が近い、吐息がかかる、体が密着している、いい加減にしてくれ――などと心の中で葛藤してはいるが、混乱のため何から言っていいのかわからなくなってしまったようだ。
表では無表情を貫き通しているがだんだんとそれも苦しくなってきた。
「なぁ。アンタってさ、もう王様のお手付き?」
「・・・・お手付き?」
羽雪は全く意味が解っていない。
いつもならわからない語句があったならすぐにでも知りたくなるが、今回は別だった。
「その様子じゃぁ違うんだろうな。じゃぁ先に、奪っちまうか?」
何故だかだんだんとおかしな方向に進んでしまっている。
しかし、いつまでも大人しくこうしているわけにはいかない。
「だから、アレが某をここに置いておくのは気に入る云々ではなくて、ただ単に死なせたくないだけだし、多分手駒程度にしか考えていないよ。」
あの人の良さそうな魔王が羽雪を手駒などとは考えていない事くらい容易に考え付くが、羽雪は今グレンの意識を逸らしたい一心で言い切った。
本人が聞いていたらどうだろうと一瞬頭を過ぎりはしたが、深く考える余裕はない。
「ほう・・・お前はそう思っていたのか。」
案の定、聞いてしまったようだ。
リレイアタイミング悪いのかいいのかわかりませんね!
それにしても羽雪ちゃん純情だね、お手付きの意味も知らないのか・・・書いていて笑ってしまったよ、友達に若干白い目で見られてしまった。
とりあえず、リレイアどう思ったのでしょうね・・・?




