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似非聖職者

 何と答えるべきか一瞬迷ったが、正直に答えることにした。

 「暇だったから、歩いてた。」

 そうしたら、ここに辿り着いた――と、彼に言った。

 するとグレンは、苦笑にも近い微笑みを浮かべる。

 「暇だからと言って出歩いてはいけませんよ。暗いですし、勇者を快く思わない方々もいますので・・・」

 羽雪はそんなグレンを見て、思うところがあるのかふと考える素振りをしてみせた。

 そして、一言。

 「貴方のように?」

 と、いつもと変わらぬ態度、口振りで。

 グレンはというと、一瞬目を見張るがすぐに笑顔に戻る。

 「気付いて、おられましたか。少々演技に自信はあるのですがね。」

 苦笑はしているが、それもおそらく『少々自信のある』演技なのだろう。

 それが気に障るのか、羽雪は眉を僅かに寄せる。

 本人も自覚するかしないかのほんの少しの変化だったが、グレンは気がついたようだった。

 その証拠に、笑顔の種類が別のものになっている。

 聖職者のようなそれから、全く別のそれに。

 「もう演技はいいの?」

 そう羽雪が言うと、グレンはクツクツと喉の奥で嗤う。

 「面白い人間だな、アンタ。」

 敬語も消している、もう演技する必要はないという事だろう。

 そんな彼の瞳には、数時間前の羽雪と同じ色が浮かんでいる――好奇心。

 その感情が切実に伝わってくる。

 「某、特に面白い人間ではないよ。普通。だから興味なんて持たないでよ。」

 『興味なんて持たないで』まるで告白でもされたかのような言葉に聞こえなくもない。

 本人は微塵もそんなことを考えてはいないのだろうが。

 言われた本人は、羽雪をジッと見つめている。


敬語だとネーヴェ君と被っちゃうでしょうがキミ!

ということで砕けた喋り方にしましたグレン。

やっぱり善い人書けないな俺、だって嫌なキャラにしたとたんに小説すすむんだもんよ。

善人書く才能欲しいです切実に・・・そしてグレンにはフラグ絶対にたたす。

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