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神聖な場所



 羽雪は暗く長い廊下を歩いている、暫く行くと漆黒の扉が佇んでいた。

 妙な威圧感を感じさせるその扉に、羽雪の好奇心が疼く。

 鍵でも掛かっていそうな扉だったが、押すとあっさり音もたてずに開いた。

 中にあったのは乳白色の神聖さを感じさせる空間。

 祭壇奥の方には幾重もの羽が何かを守るように包んでいる像がある。

 まさか魔王の城にこんなものがあるとは思っても見なかったので、驚いたが、それ以上にその光景の美しさに魅入ってしまった。


 「どなたでしょうか?」


 突然の声に振り返ると、そこには一人の青年。

 柔らかい薄紅の髪に同色の瞳、リレイア程ではないが美しい顔立ち、白い長袖のロングティーシャツにゆったりとした長ズボン。

 うっかり、天使と見違えそうだ。

 柔らかい笑顔の中に、僅かに警戒の色が見えた。

 それに気がついた羽雪は名を名乗ることにする、おそらく勇者のことは知っているだろうと思って。

 「羽雪。」

 短くそう答えた。

 するとその名に聞き覚えがあるのか警戒の色は消え、羽雪に近づいてくる。

 すぐ前まで来ると、口を開いた。

 「あなたが勇者さんですか、お聞きしていますよ?私はグレンといいます、よろしくお願いしますね。」

 そう言うと、手を差し伸べてきた。

 羽雪は意味が分からないように首をかしげると、グレンは笑顔のまま羽雪の手を取る。

 「握手、して欲しかったのですが・・・・解りませんでした?」

 羽雪はこくりと頷いた。

 グレンは苦笑し、手を離す。

 「ここはとても美しいでしょう?何かは教えられませんが、あまり来ていい場所ではありませんね。今日はどうしたのですか?」

 

やっと更新・新キャラ。

白いキャラのはずなのに黒そうなキャラに・・・・!

そのせいで名前まで変えた、シロからグレンに。

そのうちフラグもたつかな・・・・?

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