主従
「意外と初心なのですね、羽雪様。」
クスクスと笑いながら、ネーヴェは己が主に話しかける。
そう話しかけられたリレイアも、楽しそうに口角を上げている。
リレイアのこういう表情は珍しい。
ネーヴェは上機嫌の主を見、その笑みを深くする。
しかしふと思った事に、一瞬笑みを消すネーヴェ。
そしてすぐにいつもの完璧な微笑みを浮かべる。
「勇者を送り込んでくる者達を調べるおつもりですか?」
「そうだ。意義はあるだろうが聞かん。」
すぐに帰ってきた答えに、ネーヴェは溜め息を吐き出しそうになるのを押さえる。
「相も変わらずお人好しですね、リレイア様。わかりました、調べておきます。」
経験上どう言っても無駄な事は百も承知なので、大人しく従う。
とは言っても、こういう場合はだいたい間違った方向に進むことはないのだ。
優しくお人好し、だが聡明で力もある、そんな彼だからこそレーヴェもついてきた。
「少しでも情報が入ったのなら伝えろ。」
「仰せのままに。」
その答えに、リレイアは満足そうに微笑んだ。
(・・・・眠れない。)
二人が出て行った後、すぐさまベッドに潜り込んだが眠気が全く来ない。
来ないどころか、むしろ冴えてしまっている。
少し歩こうと、部屋を後にした。
二人の信頼の厚さを書きたかったのですが・・・よくわかりませんね。
とりあえずまたも新キャラを出したい。
多分次話あたりで出るかと・・・




