第二十一話 少女の力
投稿遅れてすみません、
madです。それではお楽しみください。
黒沼が気を失ってから数分。呉島紅璃は突然襲ってきた少女ととの戦闘を繰り広げていた。戦闘と言っても防戦一方で少女の圧倒的な攻撃からは身を守ることで精一杯だったのだが。
「...どうしたの?さっきから守ってばかりで反撃しないじゃない...」
「くっ...!うるさいわね!」
その後もひたすら少女の剣を受け流し、攻撃のチャンスを探ったのだが一向に出来なかった。少女の周りには常に冷気が漂っており、時たまそれを氷の針のように変形させて飛ばしてくるのだ。とてもではないが大きな隙があるとは言えなかった。
「本当に厄介な能力じゃないの...」
「...もう終わりなの...?」
そう言いながら剣を振り下ろしてくる。
ギィイン!
それを必死に受け止めながら抵抗する。
「能力を使って作り出したこの剣を...これだけ受け止めてもなお刃毀れはなし...それ、人間が鍛えた刀じゃないね...」
「さぁ?詳しい事は聞いてないけど、言い伝えじゃ鬼が鍛えた刀らしいわよ。まぁそんなことはどうでもいいんだけどね!」
そう言って剣を弾き返す。そしてそのまま少女に切りかかろうと飛び込んだ瞬間、
「...だから...甘いよ...」
少女は片方の手で一本の剣を作り出し、刀を防ぐともう一方の剣で刀を弾き飛ばした。
「なっ!?」
気づいた時にはもう遅く、少女が放った氷の針が目の前に迫っていた。その針は衣服をボロボロにし、身体のあちこちを切り裂いていた。
あぁ、負けるんだ...そう思うと力が抜けていった。体を支えられなくなり、床に崩れ落ちてしまった。
諦めがつきぼうっとしたまま、剣を構えた少女が無表情のまま歩み寄って来るのを見つめていた。
「...さよなら...」
彼女が剣を振り下ろす。私は痛みに備える為目を瞑った。
しかし、痛みは来なかった。恐る恐る目を開けると、床を見つめたまま硬直している少女がいた。
ふと生暖かい様な不思議な感触があり目を落とすと黒い影が床に広がっていた。
「...っ!この!何...これ...!」
彼女はそれに捕らわれたのだろう、必死に踠いていた。しかし、動けば動くほどその身体はどんどんと沈みこんでいく。
「いや...いやぁ...!」
私が何が起こっているのか分からず座り込んだまま見つめていると部屋の隅に倒れ伏した黒沼の姿が目に入った。彼の身体にあったはずの傷は無くなりそこから影が溢れ出していて、彼が原因なのは明らかだった。
─と、彼の身体がぴくりと震えた気がした。しかし気のせいではなく、数秒後彼は目を開けるとゆっくりと立ち上がった。彼からは未だ影が出ており、止まる様子はなかった。
そして彼は呟いた。
「呉島...すぐに助けてやるから...!」
お疲れ様です、madです。
そういえばもうすぐクリスマスですねぇ。自分には関係ありませんけど。
それを過ぎれば大晦日、お正月とイベントが立て続けです...
それまでにまた投稿出来たらな、と思っておりますのでよろしくお願いしますね。(・ω・)ノシ




