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悪戯返し


「…なんでお前が俺の布団で寝てるんだ?なんで俺の周りに花びらが散らばってるんだ?なんで俺の額に成仏って書いてあるんだ?答えてみろ。ん?」


圧倒的大ピ〜ンチ。まさかショータが先に起きてしまうとは…


「えっとですね?これはですね?とても深い事情があってですね…」

「事情ってなんだ?言え。」

「いやそれはもう深すぎて言葉にできないというかショータには伝えられないというか…」

「ないんだな?」

「いやだから「ないんだろ?」はい…」


・・・・・・・・・・・あれ?今日は何もしてこないんだな?そこまで怒ってないって事かな?


(ったく…悪戯は何時ものことだが…今回はちょっとばかしからかってやるか)


「…お前には愛想が尽きたよ。元の世界の時の友達だから大目にみてやってたが…流石に我慢の限界だ」

「え…?」

「うざいんだよ。お前…もう話しかけてくるな」


「なんで急に…」

「もう我慢の限界だって言っただろ?急にじゃねぇよ。」


ショータ…そんなに嫌だったのか…


「ご…ごめんなさいっ!」

「嫌だ、許さない」


そんな…


「うぐっ…ひっ…うぅっ…」


いったん出てしまうと涙が、嗚咽が止まらない。僕はそんなに弱くないはずだぞ!ショータに嫌われた位で…嫌われた位…で…泣くわけ…


「うっ…ひっ…ごめんなさいっ…ごめ…ひうっ…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やばい、やり過ぎた。まさかこんなにショック受けるとは思わなかった。まさか泣き出すとは思わなかった。どうしよう。


「っ…!っ!…うぁ…」


マジでやばい。ちょっと驚かせたかっただけとかそういうこと言える雰囲気じゃない。

くそっ!なんで俺はこんな事言っちまったんだ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「おい…」

「はっ…はい!なんですか!?」

「なんで敬語なんだ…その…あれだ…悪かったよ…ちょっとからかってやろうと思っただけなんだ…まさかそんなにショックを受けるとは思わなくて…すまない!」


からかって…?冗談って事…?


「なっ…!?」

「いや、いつもそっちが悪戯してくるからちょっと仕返ししようかと思っただけでだな?

まさか泣き出すとは…」


冗談…だと…!?くそっ!騙された!こんなしょぼい冗談に騙された挙句泣いてしまうとは…!


…でも、冗談だったんだ…よかった…もし本当に嫌われてたりでもしたら…


「ふぐっ…うぅ…」

「お、おい!なんでまた泣くんだよ!やめて!罪悪感で心潰れそう!」


ガシッ!…ショータの体に抱きつく


「お…おい…?」

「よかっ…じょうだんで…よかっ…た…ひぐっ!ぼく…しょーたにきらわれた…ら…いきていけない…っ!」


「悪かった…安心しろ、お前がどうなろうとなにをしようと俺がお前を嫌いになったり、裏切ったり…お前を悲しませるような事は絶対にしない。…ずっとだ」


…その言葉を聞いたら心が落ち着いてきた…


…心が落ち着いたら物凄い恥ずかしくなってきた。僕はドサクサに紛れて何を言っているんだ!?くそっ!認めん!認めんぞ!


「…なんてな!バカめ!まんまと引っかかりやがって!嘘泣き位僕にだってできるんだよ!」


「はいはい…そういうことにしといてやるよ…」


ふん!あれは本心じゃないんだ!そうだ!さっきのはあれだ!元の世界の友達がいなくなったら悲しいってだけだ!変な意味なんてないんだ!


「んっ…?お、おい!なんで頭を撫でる!」

「いや…なんか悩んでたから…」

「僕の頭は…気安く…さわっていいところじゃ…ないんだぞぉ…♡」

「その割りには随分嬉しそうですがね?」

「そんなわけないじゃないか…自意識過剰だよぉ…」

「じゃあやめるか?」

「!?…い、いや!ショータがやりたいならやってもいいんだぞ!?僕は寛大だからな!」

「いやいいよ…嫌がる事はしないっていったばかりだしな」


ううっ…うううっ!


「…さい…」

「なんか言ったか?」

「頭…撫でて下さい!」

「嫌なんじゃなかったのか?」

「嫌じゃないです!むしろ…その…嬉しかったというか…気持ちよかったというか…」

「仕方ねえなぁ…」


ショータなんかに撫でられるのはシャクだが…気持ちいいから仕方が無い…別に深い意味はないんだ…ただ撫でられると嬉しい。それだけなんだ…!


…ふにゃあ…♡眠くなってきちゃった…

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