大きなイベント
「…君達はいったい何をしているんだい?」
ユウさんが僕たちに変な目を向ける
「…拷問されてたのです。」
「躾ですよ。」
躾って…僕は犬じゃないぞ!
「それより魔王の演説はどうでした?」
「うん。どうやら今代の魔王も平和を目指してる様だよ、この世界が平和になる日も近いんじゃないかなぁ…」
無理だと思うなぁ…多分このままじゃ今までと同じにしかならないだろうね。こういう世界が平和になるには何かしらの大きなイベントが必要なんだよ。元の世界でファンタジー系を読んできた僕が言うんだ間違いない。
「そうなるといいですね」
「うん…取り敢えず俺は魔王が変わった事を
王様に知らせてくるよ、またね」
「さよならー」
「この世界が平和に…ねぇ」
「多分無理だろうな」
「やっぱショータもそう思うかい?」
「あぁ、こういう世界が平和になるには…」
「…何かしら大きいイベントが必要…でしょ?」
「そうだ。」
「でも大きなイベントって最近起こりそうにないよね…」
「平和っちゃあ平和だからな」
「僕のお尻は平和じゃないんだけどねー?」
「自業自得だろ。」
「ショータの変態!バカ!ロリコン!」
「バカは認めるがそれ以外は否定するぞ!」
…バカは認めちゃうんだ…
「お休み〜」
「おう、お休み」
布団に入りながら考える、ショータと言ってた『大きなイベント』…これって、僕たちがこの世界に来た事じゃないかな?他の世界から人が来るっていうのは、ありがちだけど結構その世界にとっては大きいと思うんだよね…不確定要素ってやつ?違う?
そうすると…僕たちの居るこの世界は平和に向かってるって事になる、でも今のままじゃ多分本当の平和には辿り着かない…
『大きなイベント』を起こせる『不確定要素』僕とショータ…僕たちはこの世界の為に何かできるのだろうか、それにもしかしたらこの世界が平和になれば『不確定要素』は必要なくなるから元の世界に戻れるかもしれない…
でも、何をすればいいのか全く分からない…
僕は…いや、僕たちは…何をするためにこの世界に来たんだろう…意味なんて無いのかもしれない…
でも…このまま普通の日常を送ってるだけじゃ…ダメなんだ…!人なんだから…前に…
進まないと!




