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魔王交代

「おおおおお…」


やはりショータもテンションが上がるようである。やっぱ男の子だなぁ…


「ちょっとその剣貸してくれ」

「いいよ〜」

「ナイフになれ!」


…シーン…


「ふっ…どうやら選ばれた者にしか使えないようだね…やーい。今どんな気持ち?テンションMAXで叫んだのに剣が反応しなかったってどんな気持ち?ねぇねぇ?」


「うるさいぞ!」

ぺしっ!っと軽い音がして頬に痛みがはしる

…どうやらショータにはたかれたらしい。最近遠慮ないなショータさんよ…


「盾は出るか消えるかのようだな」

「そうだね。でも僕、どうやら剣術の才能がないらしくてさ…剣よりナイフの方が使いやすいよ…」

「もったいねぇ…」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「おぉい!エストシアちゃん!大ニュースだ!」


そう大声をあげながら走ってきたのは…

お爺さんだ、お久しぶりですねお爺さん


「魔王様が代替わりされたそうだ!しかも次の魔王様は女性らしい!」


…なんと…まぁ、魔王がどうなろうが僕には関係ないかー。


「で、その新魔王様の演説があるらしいのだが…2人は行くかい?」

「いや…僕はいいや」

「エストシアが行かないなら俺もいいかな」

「そうか…」

「じゃあ俺は行こうかな」


うお!ユウさん!いつからそこに!?


「勇者が魔王の演説行って大丈夫なんですか?」

「大丈夫、勇者ってばれなければいいだけだから」

「そうですか」


最近色々無茶苦茶だなこの勇者…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「しかし、女の魔王ねぇ…どんななんだろうね?」

「そりゃやっぱり、大人の魅力溢れる素敵な人なんじゃないか?」


大人の魅力ねぇ…そう思って僕の体を見る…

小さい背に無いに等しい胸、どう考えても大人の魅力はない…


「ショータはそういう人が好きなんだ?」

「まぁな…オトコなら大体そうなんじゃないか?」


うーん、僕は違った様な気もするけど…


ギリギリギリギリギリギリ


「エストシア!痛い!顔が痛い!」

「え?あ、ごめん」

「いきなり何するんだよ!」

「手が勝手に…」

「まさか、俺が大人の魅力溢れる人が好きだって知って悲しくなってるのか?」

「….そんな訳ないでしょ?馬鹿馬鹿しい…」


ショータは自意識過剰だと思うな。うん。


「本当か?俺の目見て言ってみ?」


違う、そう言おうとしたのに僕の口は動いてくれなかった、それどころかショータの目を見る事すらできない。まさか僕は本当に…?

いや!ありえない!そんな筈はない!僕は男でショータの友達だ!今は異性とはいえ、

ショータにそんな感情を抱く筈がないっ!


ショータの目を睨みつけて、大きめの声ではっきりと言う。


「違いましゅ!」


噛んだ…何故ここで噛むし、僕…


ショータの方を見ると明らかに笑いを堪えていた…くそぅ!ムカつく!


「笑うなぁ!」


ボスッ!


「痛っ!?笑ってないだろこら!」


ペシッ!


「痛いっ!目が笑ってたぞ!僕には分かるっ!」


スカッ


嘘だろ…よけられた…


ガシッ!


あ…この体制は…


「や…やだやだやだぁ!ごめんなさいぃ!」

「もうこの体制になっただけで何されるか分かるようになったか!だがもう遅い!」


ペシッ!ペシッ!ペシッ!


「ひぎゃっ!?うぐぅぅ…」


どうやらショータにはSっ気があるらしく、

声をあげたりすると行為が加速するので、

声を抑えながら必死に耐える。


…あーあ、今日はどのくらい続くんだろう…

痛みに耐えながらそんな事を考える。

…こういう時は触られたりしても平気なのになぁ…なんでだろ…でも、僕は認めないからな!

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